まずはこちらを
所長のプロフィール 水口和彦 プロフィール
「無駄な残業」を削減するために 3つの「ムダ残」を無くそう!


好評シリーズはこちら
教科書的な時間管理はもういらない? 時間管理術の7つの嘘を暴く!
悩んでいる方は、ぜひ! KKJ (カンタン!効果的な!時間管理術)
KKJのバージョンアップ版 KKJ 2.0 (カンタン!効果的な!時間管理術 実践編)
メールの処理に困っていませんか? LifeHacks --- メール術 私の方法
やりたいことを実現する3つの力とは? 時間についての3つのチカラ

2012年10月25日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

Kindleストアで発売中!


こんにちは。水口です。

Amazonの電子書籍端末「Kindle」(日本版)の発売が発表されて、
日本の電子書籍もいよいよ・・・という感じになってきました。

とはいえ、まだ発表の段階で、発売は11月。私も端末を入手しようと
思うのですが、手に入るのは12月後半になりそうです・・・。

電子書籍端末としてのKindleはそんな感じですが、それに先がけて
「Kindleストア」が本日オープンしたそうです。

「Kindleストア」が日本でもオープン、日本語書籍5万冊以上をラインナップ
(Impress Watch) - Yahoo!ニュース


 (『』内は引用です)
 
『 Amazon.co.jpは25日、電子書籍ストア「Kindleストア」をオープンし、
日本語電子書籍の販売を開始した。同日には日本語に対応した
iPhone、iPad、Android向けの無料アプリも公開。購入した電子書籍を
アプリで閲覧できるようになった。

 Amazon.co.jpでは、24日に電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」と、
タブレット端末「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」の予約販売を開始。端末
は11月19日以降に出荷開始予定となっているが、これに先立つ形で
Kindleストアをオープン。iOS/Android端末向けに電子書籍コンテンツの
販売を開始した。

 Kindleストアには、角川グループパブリッシング、幻冬舎、講談社、小学館、
新潮社、文藝春秋などの出版社が電子書籍を提供。1万5000冊以上の
漫画タイトルや、青空文庫など無料の日本語書籍1万冊以上を含む、
計5万冊以上の日本語電子書籍を揃えている。ストア全体では、英語や
その他言語を含む合計140万冊以上の品揃えとなっている。』

                                (上記サイトより引用)


・・・というわけで、のぞいてみました。

実際には「Kindleストア」というサイトが新しく出来たわけではなく、Amazonの
サイト内にKindleのコーナーが出来たという感じです。

日本語の書籍(漫画込み)で5万点以上という発表ですが、この数字は、紙の
本と比べれば全然少ないです。でも、最初にしては結構がんばってる気もします。
(まだ電子書籍に取り組めていない出版社も多いですから)


で、びっくりしたのが・・・ すでに私の本も出ていることです。

試しに自分の名前で検索してみたら、出てきてびっくりしました・・・(汗)
電子書籍の契約も結んでいるので、出ててもおかしくないですが。
まだ先のことかと思ってました・・・。


いまの時点で出ているのはこの3点です。
(それぞれKindle版へのリンクになっています ↓)

これ↓は学研さんの本で、紙の方は絶版になっています。
――――――――――――――――――――――――――――――
時間管理の基本とコツ (「ビジネスの基本とコツ」シリーズ)時間管理の基本とコツ (「ビジネスの基本とコツ」シリーズ)
著者:水口和彦
学研パブリッシング(2009-05-19)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



――――――――――――――――――――――――――――――

こちら↓も学研さん。上の本をムック化したもので内容はほぼ同じ。
どちらか選ぶなら、上の方が多少内容が濃くておすすめかと。
――――――――――――――――――――――――――――――
残業ゼロ!時間管理のコツ39残業ゼロ!時間管理のコツ39
著者:水口 和彦
学研パブリッシング(2012-03-06)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



――――――――――――――――――――――――――――――


こちら↓は、すばる舎さんから出した仕事術の本。元は2009年に出てます。
この本でも時間管理について触れてますが、分量は少なめです。
私は「メモ」とか「会議」の話が割と好きです。
――――――――――――――――――――――――――――――
「理系的」仕事術「理系的」仕事術
著者:水口 和彦
すばる舎(2009-04-20)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



――――――――――――――――――――――――――――――


私の本としては、この2社以外でも電子書籍の契約をしてますので、
今後また出てくるかもしれません。




今日の記事作成時間は36分でした。
では、また次回!  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦   │Comments(0)TrackBack(0)パソコン関連
2012年10月13日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

レーザーポインターに頼らないプレゼンを目指そう!


こんにちは。水口です。

先月、このブログでも告知しましたが、今日は早稲田大学の
オープンカレッジで講義を行いました。

ご参加頂いた方、ありがとうございました!

  (この講座です↓)
  早稲田大学エクステンションセンター/講座詳細
  ビジネスに役立つタイムマネジメント実践講座
  -仕事の効率アップ、ワーク・ライフ・バランス改善のために-



このオープンカレッジの私の講座は、2009年から毎年行ってまして、
今年で4回目。その今回は、前回から設備的に変更がありました。

前回まではスクリーンにプロジェクターという構成でやっていましたが、
今回はスクリーンの代わりに大画面のディスプレイが設置されてました。

プロジェクター+スクリーンを大画面ディスプレイに置き換えるという
動きは皆さんの職場でもあるかもしれませんが、これにはちょっと注意が
必要です。


■ グレア画面だとレーザーが使いにくい

・・・というのは、大画面ディスプレイのなかには、レーザーポインターを
使いにくいものがあるのです。

ちょっと解説すると・・・

ディスプレイにはグレア(光沢あり)とノングレア(光沢なし)があります。
昔はパソコン用は(反射による映り込みを防ぐ意味で)ノングレアが多く、
テレビ用は(黒がくっきり出る)グレアが多かったのですが、最近では
パソコン用にも(動画視聴を重視して)グレアが増えてきましたし、テレビ
用を流用した大画面ディスプレイもグレアが多いです。


で、グレアタイプのディスプレイは、レーザーポインターが使いにくいんです。
レーザーを当てても光が反射してうっすらとしか映らないですし、下手をすると、
反射した光が受講者に向いてしまうかもしれません。これは避けたいです。

というわけで、今日はレーザーは使用せず、講義を行いました。
(レーザーポインターのスライド送り機能は使ってます)

私は以前にもディスプレイで講義をしたことがあるので予想してましたが、
初めてディスプレイを使うときは、ちょっと面食らうかもしれません。

これから私も、そして皆さんもスクリーンではなくディスプレイでプレゼンする
機会が増えてくると思います。そういうときのために、レーザーポインターに
頼らないプレゼンを意識しておいた方がいいと思います。


■ レーザーポインターに頼らないプレゼンを目指そう

そもそも・・・、レーザーポインターに頼ってしまうプレゼンは、見る側にすると
見づらい、分かりにくいものになっている可能性があります。

なぜなら、レーザーポインターに頼る、つまり、レーザーポインターがないと
説明しにくいというプレゼンは、

  1スライドに入っている図、文字が多すぎる
  (だから、画面上の「ここ」とレーザーを指さないと伝わらない)

という状況になっているかもしれないからです。

こういうプレゼンは、受講者の眠気を誘います・・・。ガー・レイノルズさんの
本に出てくる『パワーポイントによる死』のような状況です。

※ ガーさんの本はとても参考になるので紹介しておきます↓
―――――――――――――――――――――――――――――――
プレゼンテーションZen 第2版
プレゼンテーションZen 第2版
著者:ガー・レイノルズ
ピアソン桐原(2012-09-27)
販売元:Amazon.co.jp

―――――――――――――――――――――――――――――――
プレゼンテーションzenデザイン
プレゼンテーションzenデザイン
著者:ガー・レイノルズ
ピアソン桐原(2010-06-25)
販売元:Amazon.co.jp

―――――――――――――――――――――――――――――――
ガー・レイノルズ シンプルプレゼン
ガー・レイノルズ シンプルプレゼン
著者:ガー・レイノルズ
日経BP社(2011-03-31)
販売元:Amazon.co.jp

―――――――――――――――――――――――――――――――

私の場合、今日はレーザーポインターは使わず、一部は手で直接示し、
それ以外は画面を指さない感じで講義をしてきました。

もし、1スライドに詰め込みすぎ・・・のスライドを作っていたらと思うと、
怖いですね・・・。



未来を予測するのは難しいものですが、今後はレーザーポインターが
使えない状況でのプレゼンが増えてくるのは、おそらく間違いないです。

そうなって困らないように、レーザーポインターに頼らないプレゼン技術
を磨いていく必要があるのかな・・・とは思いますね。私も、もっと磨きを
かけていきたいと思います。、

※ レーザーポインターについているリモコン(スライド送り・戻し)機能は
   今後も使いますが、レーザーで指し示す機能は使わなくなるという
   意味です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あと、今日は使わなかったのですが、裏技の紹介です。

グレアタイプの画面(大画面ディスプレイや、プロジェクターをホワイトボード
に投影する場合)にレーザーを使いたい場合は・・・

レーザーの出口にセロテープ(普通のやつ)を貼ると、光が拡散して広がるので、
反射光が目に入ったりする危険性が低くなります。

どうしてもレーザーを使う必要がある場合はこういう手もあるかと思います。
ただし、画面の状態に左右されるので、必ずうまくいくという保証はないです。
そこはご容赦を・・・。


今日の記事作成時間は32分でした。
では、また次回!  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦   │Comments(0)TrackBack(0)パソコン関連
2012年09月26日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

早稲田大学エクステンションセンターでの講座があります!(10/13)


こんにちは。水口です。
今日は来月に行うイベントの告知です。


私は時間管理(タイムマネジメント)に関して、本やブログ、メルマガ等で
情報発信していますが、「直接講義を聞きたい」というご要望も頂きます。

たとえば、企業から依頼を受ければ、行って講演や研修をしていますが、
今はそれがメインになっていまして、個人が誰でも参加できる場所で
お話する機会は多くありません。

その少ない機会の一つが来月ありまして・・・


10月に、早稲田大学のオープンカレッジで
タイムマネジメントの講座を行います。

早稲田大学エクステンションセンターの主催で、

  (早稲田大学エクステンションセンターのHPはこちら↓)
  早稲田大学エクステンションセンター[公開講座]

10/13(土)に私の講座があります。

  (講座のページ↓)
  早稲田大学エクステンションセンター/講座詳細
  ビジネスに役立つタイムマネジメント実践講座
  -仕事の効率アップ、ワーク・ライフ・バランス改善のために-



土曜日に1日かけて(10:30〜17:30)行う講座で、タイムマネジメントや
長期計画の立て方、仕事の効率アップについて紹介していきます。

自分で言うのもなんですが・・・、この手の講座としてはテキストはかなり
しっかり作ってる方だと思います。(A4版で50ページくらいのテキストです)

ご興味のある方は、ぜひご参加ください!



今日の記事作成時間は18分でした。
では、また次回!  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦   │Comments(0)TrackBack(0)
2012年09月24日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「のべつくまなし」に「口先三寸」な人には「むかつく」!


こんにちは。水口です。
今日は「言葉」に関する話です。

こんな記事がありました。

<国語世論調査>「むかつく」と言う人 半数を超える
(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


 (『』内は引用です)
 
『 「腹が立つ」ことを「むかつく」と言う人が半数を超え、「ゆっくり、のんびりする」
ことを「まったりする」と表現する人も3割いることが、文化庁が20日発表した
「2011年度国語に関する世論調査」で分かった。また、インターネットや電子
メールの普及で「漢字を正確に書く力が衰えた」と感じる人も7割近くに達して
いる。』
                          (上記サイトより引用)


■ 意味合いが変わって定着した言葉

「むかつく」とか「まったり」という言葉が上記の意味で使われることは、
もうかなり一般的になっている感じがしますね。元々は・・・、

 むかつく → 胃など身体の状態を表す言葉
 まったり → 味を表す言葉

だったのが、違う意味で使われることが増えてきたわけです。

広辞苑を見ても、
 
『むか‐つ・く
(1)胸がむかむかする。吐き気をもよおす。「飲みすぎて胃が―・く」
(2)癪(しゃく)にさわって腹が立つ。「相手の態度に―・く」

まったり
(1)味わいがまろやかでこくのあるさま。「―した味」
(2)人柄が落ちついているさま。転じて、ゆっくりとくつろいでいるさま。』

                           (広辞苑 第六版より引用)

のように、これらの用法はすでに掲載されています。これらはもはや
定着し、一般化してますので、「誤用」とは言えないですよね。


■ ちょっと気をつけた方がいい(現時点での)「誤用」

気をつけた方がいいかなと思うのは、(結構一般化してるけど) 現時点では
誤用と考えられるような用法です。個人のブログ等に書くのはいいとして、
会社としての公式な文書やHPなどに載っていると、ちょっと格好つきません。


上記の世論調査には、誤用に関する調査もあります。

    (このページ↓にある平成23年度版です)
    文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語に関する世論調査

この例で↓○をつけた方が、辞書等に載っている言い方ですが、そうでない方
(×の方)を使う人が3〜6割くらいいるという結果が出ています。
――――――――――――――――――――
 ○舌先三寸    ×口先三寸   
 ○食指が動く   ×食指をそそられる
 ○のべつまくなし ×のべつくまなし
 ○物議を醸す   ×物議を呼ぶ
 ○二つ返事    ×一つ返事
――――――――――――――――――――

こういうのは(公の場の発言としては)気をつけた方がいいと思います。

私は元々は理系なので(学術用語以外では)言葉にはそれほどこだわりは
なかったのですが、仕事で本や雑誌の原稿を書くようになってからは、辞書で
チェックすることが増えました(PC組み込みの辞書で変換のついでに見ます)。

社内のメールなどではそう気にする必要はないと思いますが、社外に出す
文書や(HPを含めて)公の場にでる文章では気をつけた方が良いかと。


■ 使いにくくなる言葉?

余談ですが、最近テレビを見て気づいたのが、『性癖』という言葉です。

「性癖」という言葉は、もともとは「個人のくせやこだわり」を表す言葉で、
ちょっと古い小説やエッセイなどでは普通に出てくる言葉でした。

  ※ 広辞苑には 『性質のかたより。くせ。「変な―の持ち主」 』とあります。


でも最近は 「性癖 → 性的な趣味や嗜好」 という意味で使われることが
多くなっています。たとえばテレビのトーク番組などでは、「性癖」という言葉
が出ただけで(性的な意味を想定した)笑いが起きたりします。

こうなると、元々の意味での「性癖」という言葉が使いにくくなりますね。
言葉にこだわりのある方(たとえば小説家など)以外の人は、使わない方
がいいかなという気がします。まあ、ちょっと時代がかった言葉なので、
元々使わない人の方が多いかもしれませんが。


まとめると・・・、(公の場に出る)文章を書く際には、(誤用も含めて)誤解
されそうな言葉は別の言葉に置き換えた方がいいということですね。
私も一応、気をつけてはいます。



今日の記事作成時間は40分でした。
では、また次回!  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦   │Comments(0)TrackBack(0)その他
2012年09月17日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

電子書籍の行く末は?


こんにちは。水口です。

中国で大変なことになってるときに、なんですが・・・
今日はそれとは全然関係ない、電子書籍の話題です。


■ いよいよ? 日本の電子書籍

Amazonのキンドルの日本版の発売が迫っていたり、他にも低価格の
端末が出てきたりと、電子書籍に関する動きが激しくなっています。

個人的には(読み手としては)、これまで様子見していましたが、
そろそろ端末を買ってもいいのかな?と思うようになってきました。

そんな電子書籍のメリット・デメリット、普及の課題などについては、
この記事↓にうまくまとめられてます。興味のある方はご参考に。

視点・論点 「電子書籍と出版の未来」 | 視点・論点 |
解説委員室ブログ:NHK



個人的には、キンドルが出たら買っちゃうかもしれません。


■ 出版社の取り組みはまちまち?

ちょっと裏話的な話になりますが・・・
私のところにも電子書籍化の話が、数社からありました。

既存の書籍を電子書籍として販売するにあたっての契約を結ぶと
いう話です。

私はこれまでに12冊の本を出しています。そのなかには本の契約と
同時に電子書籍の契約を交わしたものもありますが、ほとんどは
本として出版する契約だけでした。

で・・・、電子書籍として販売するためには、新たに契約する必要があり、
今年、数社と契約しました。


ただ、その契約内容はまちまちです。

著者に入る印税率を3割以上に設定しているところもあれば、
通常の本とまったく同じで1割程度に設定しているところもあります。

出版社サイドも印税率をどうすべきか迷っているんじゃないですかね。
かなり差があるというのが現状です。


同様に、販売価格にしても、かなり差がつくかもしれません。

私は出版社サイドの事情を詳しく聞いたわけではないのですが・・・、
印税率を高く設定している会社は、販売価格を抑えて数を売ることを、
印税率がそのままの会社は、紙の本と同じ価格で売ることを、それぞれ
想定していると思います。



紙でも電子でも、「本」に値段をつけるのは難しいものです。その情報に
価値があると思えば高くても買うし、そうでなければ買わない。

そんなふうに「適正価格」がいくらかというのは突き詰めれば難しいです。
現実には、本の内容よりも体裁で値段が決まっているように感じます。
(新書ならいくらくらい、ソフトカバーならいくらくらい・・・という感じで)

印税率もそうですが、これまでは前例にしたがって値段をつけていた
感じです。

そこで、電子書籍でも(紙の本の)前例を踏襲する出版社もあれば、
電子書籍として新しい取り組みをする出版社もある。それが現状の
ように感じます。

電子書籍が普及するに従って、値段も印税率もある範囲に収まって
くるんじゃないかと思いますので、今は過渡期ですね。


■ 個人的に期待したいこと

個人的には、「本」という体裁にこだわらなくてよくなると、面白いもの
が出てくるんじゃないかな? という期待はしています。

現状の「本」という体裁だと、たとえば普通のソフトカバーのビジネス書
では、少なめでも180ページくらいの量が必要です。

ページ数を少なくしたからといって、それに比例して安くできるものでも
ないし、かといって同じ値段で売れば「薄い割に高い」と言われてしまう。
(薄いと書架に立てたときに背表紙が目立たないという問題もあります)
本の体裁にするためには、ほどほどのページ数が必要でした。

ビジネス書などで多いですが、ページを「水増し」したんじゃないか?と
思える本も結構あります。著者が本当に書きたかったのは全体の3割
くらいで、あとは水増しのために無理矢理書いたような感じです。

本としてのテーマが途中からぶれていたり、取ってつけたような章が
あったり・・・そんな本は「水増し」のせいかもしれません。

電子書籍だと、そんな「水増し」は無しにして、その代わり安く提供する
・・・ということが理屈の上では可能です。
(実際そうなるかはどうかは、まだ分かりませんが)


あるいは、1つのテーマについて、複数の(安い)電子書籍を組み合わせ
て読んでもらうことも可能になるかもしれません。

たとえば「時間管理」の場合、基本的な考え方や手法の解説があるとして、
それに加えて「事務職向け」「営業職向け」「研究開発職向け」といった
分冊があって、必要なものをチョイスしてもらう・・・なんてことも可能です。

書く側としては、(たくさん書いた割には)売れないということになるかも
しれませんが・・・(汗)。面白いと思います。


・・・といった、電子書籍ならではの取り組みが(ビジネス書などの分野で)
実現するのは当分先だとは思いますけどね。
(出版業界は結構保守的ですから・・・)



今日の記事作成時間は43分でした。
では、また次回!  
このエントリーを含むはてなブックマークこのエントリーをはてなにブックマーク
Posted by 水口和彦   │Comments(0)TrackBack(0)その他

ブログとは別内容の無料メールマガジンも
配信しています
メールアドレスを入力すれば登録できます! → 

Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.