時間管理術の7つの嘘 その2 : 80:20の法則に従えば、うまくいくのか? (1)
80:20の法則ってご存知でしょうか?
パレートの法則とも呼ばれます。
この80:20の法則、パレートの法則は、時間管理術について
書かれた本に、よく出てきます。
こういう使われ方をしています。
仕事の結果の80%に影響するのは、原因の20%に過ぎない。
20%の努力で80%の結果が得られる仕事と、
80%の努力で20%の結果しか得られない仕事がある。
重要な20%に集中すれば、生産性は飛躍的に高まる。
図にするとこんな感じです。
赤で示した20%の部分をやれば、80%の成果が出る。
ならば、赤の仕事だけを100%やったとすれば、
ものすごい成果(計算では400%)が出るわけです。
確かに、努力した割に結果の得られなかった仕事や、
あまり努力せずに結果が出る仕事がある。というのは、
経験したことがある方も多いのではないでしょうか。
この重要な20%に集中すること。これがうまくいけば、
・今までの時間で400%の成果が出る!
または、
・今までの成果を出すためには、1日2時間だけ働けばよい!
(元が8時間働いていたとして、です)
となるはずです。
これは素晴らしい! 夢のような話です。
でも、これって本当なんでしょうか?
結論から言います。
すべての仕事が80:20の法則に従うわけではありません!
重要なのでもう1回言います。
すべての仕事が80:20の法則に従うわけではありません!
重要な20%に集中しても、生産性が4倍も上がるというのは
幻想です!
実は、重要なのは、80:20の法則に当てはまる仕事と、当てはまらない仕事が
あるということなのです。
それを知らずに、重要な仕事だけを選んでやろうと思っても、生産性は
思ったようには上がってくれません。
次回は80:20の法則に当てはまる仕事と、当てはまらない仕事、
について考えてみましょう。
【続きへ】
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Posted by 水口和彦 at 21:50│Comments(0)│TrackBack(0)
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