2006年05月17日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

【KKJ 2.0 】 KKJをエンジニア的視点で見ると?


こんばんは。水口@時間管理術研究所です。

「 KKJ 2.0 」 (カンタン!効果的な!時間管理術 実践編)

第3章に入ります(第16回です)!


この章は、今までとは、ちょっと違う視点で、
時間管理について考えてみます。


それがどういう視点なのか? という話をするために、
ちょっと、昔の話をさせてください。


私は、現在の会社を作る前は、某企業でエンジニアとして
仕事をしていました。

エンジニアといっても、いろいろありますが、私が勤めていたのは、
自動車部品を作っている部門でした(コテコテの?製造業ですね)。


そういう仕事をしている中で、時間管理のやり方や、考え方で、
うまくいかなくて、いろいろ悩んだりもして・・・、

そうやって、試行錯誤しながら作ってきた手法が、
今回紹介している、KKJのベースになっています。



そして、この方法を作っていく中で、

・従来の時間管理手法は、効率が悪い部分が多いのではないか?

・「仕組み」として改善しなければいけないのではないか?

ということを感じるようになったのです。
最初は気づかなかったのですが・・・

今回は、そういう話です。



例えば製造現場で、生産効率や品質レベルを上げようとする場合、
「仕組み」を改善するというのは、製造業では当たり前の発想です。

うまくいかない場合に、作業者個人を責めるのではなく、
「仕組み」「やり方」を改善することが必要です。

  ※もちろん、一人一人のがんばりも大事ですが・・・。
   それに甘えていては、管理者としてはNGです。


「人」を責めても、問題は解決しない。
「仕組み」や「やり方」を改善していく。


そういう姿勢が必要なんです。



ところが・・・、


時間管理がうまくいかなかったときの、自分はどうだったかというと・・・

 「また挫折した・・・」 とか、

 「俺ってダメだあ・・・」 とか、

そんなふうに考えていたんです。


  こういう、セルフマネジメント的な部分でうまくいかないと、
  人間性が否定されたように、感じてしまうんですよね・・・。

  ここ、共感してくれる人がいると、とてもうれしいです (^_^)



同じやり方をしてうまくいかないのならば、やり方を改善して、
問題を解決するのがエンジニアです。

それなのに・・・、自分自身のこととなると、
そういう発想が出てこなかったんです。


  実は、当時の私だけではなかったんですけどね・・・。

  その後、手に入る本はすべて確認してみましたが、時間管理について、
  「『仕組み』を改善して、効率良く時間管理しよう」という発想を
  している人は、見つかりませんでした・・・。



その後、自分でやり方を変えて試していく中で、やり方を少し変えるだけで、
とても楽に時間管理ができることに気がつきました。

仕組みの重要さに気づいてきたんですね。


そんな感じで、KKJができてきたわけです。

そして、このKKJをあらためて見てみると、ここには、
私のバックグラウンドが色濃く反映されていました。

エンジニア的な発想が、込められているのです。


  前回紹介した「金魚すくい理論」などの心理学・認知科学的な部分は、
  意識して学んだものです。

  一方、エンジニア的な発想は、無意識に込められていたようです。
  (自分でもなかなか気がつきませんでした・・・。)


そして、気がついたんです。

エンジニア的な解釈で説明すると、KKJの「キモ」的な要素が、
うまく説明できるんです。

もちろん、この話はエンジニア以外の方でも役立つ話です。



KKJは一種の「仕組み」ですから、その「仕組み」を理解することで、
より上手に使いこなすことができるはずです。


次回から、そういう話をしようと思います。




「へぇー、そんな過去があったんだあ・・」
と思っていただいた方も、そうでない方も、

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「KKJ 2.0」は、当初の予定から1回増やすことにしました。
あと3回の予定です!



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Posted by 水口和彦 at 21:30│Comments(0)TrackBack(0)

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