2006年11月26日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

仕事のやり方を「見直す」 ためには?


こんにちは。水口です。

今日は、一昨日の記事、「ルール」 についての話と関連した話です。

「ムリ・ムダ・ムラ」 を減らすためには、「仕事にルールを作ること」 が重要です。
そして、ルールを運用していくために大事なことが、今日の話です。


■ ルールは、決めるだけでなく、直すことも重要

モノづくり(製造工程)を運用していく上では、作業を「標準化」 して、
その標準を愚直に守ることが重要です。

標準を守らない作業からは、「ムラ」 が発生しますし、
品質も生産性も安定しません。

そして、「ムダ」 や「ムリ」 があっても、それに気付かないことが
起こりがちになります。

ですから、「標準化」 して、それを守ることが重要なんです。


ただし、悪い作業内容を「標準化」 して、それを守り続けるのも、
変な話ですよね。

「標準化(ルールを作ること)」 は、ルールを見直すことと並行して
実行していくことが必要なんです。

仕事のやり方を作っていくためには

 「決める・守る・直す・守る」

をくり返していくことが重要なんです。

(これは、製造に関わる仕事をされている方は、
 聞いたことがあるかもしれません。)


■ 「直す」 ことに頭を使う

「仕事の手順を決めて、その手順に従い仕事をする」 と言うと、
「頭を使わずに仕事をするのか?」 と思う方もいるかもしれません。

確かにそういう面もあります。
手順に迷わないので、早く、楽に仕事ができます。

これは、「同じことで迷わない」 「同じことを二度考えない」 という、
「ムダ」 の排除に役立ちます。

しかし、頭を使わないわけではありません。
頭は、手順やルールを「直す(改良する)」 ために使うのです。


 決めたルールや手順は、守る。
        ↓
 守りにくいルールや手順は、直す。
        ↓
 直したルールや手順は、守る。
        ↓
 もっといいやり方があれば、直す。
        ↓
         ・
         ・
         ・

このくり返しにより、仕事のやり方が洗練されて、
安心できて、効率の良いやり方になってきます。

また、「ルール通りに仕事をする」 というと、退屈なように思うかも
しれませんが、ルールを直すために頭を使えば、退屈しません。


 「決める・守る・直す・守る」


という言葉は、人間の「創造性」 をどこに活用するべきか、
という示唆を与えてくれている。そんなふうに思います。

ぜひ、自分の仕事の中に応用できないか? 考えてみてください。


 
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今日の記事作成時間は、29分でした。

ではまた明日!



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Posted by 水口和彦 at 23:45│Comments(0)TrackBack(0)

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