2007年02月09日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「今やろうと思ったのに」 現象 (その4)


こんにちは。水口です。 昨日の続きです。

「今やろうと思ったのに現象」 から派生した、「自己決定感」の話ですが、
この「自己決定感」 と深くつながっているものが、今日の話です。


■  「自己決定感」がなければ、「○○○意識」 もない!

1/31に「大人のタイムマネジメント」というシリーズで、
タイムマネジメントについて両面で考えるという話をしました。

「監督者」 の視点
「実行者」 の視点

     【解説】
     「自分の時間を活用する」 ということは、一歩間違うと、悪い意味で
     エゴイスティック(自分勝手)になってしまう可能性があります。

     そうならないためには、周りの人の視点から見た、自分の仕事の流れ
     について考えてみることが有効だと思います。

     時間管理で個人の幸せを追求するのは当然のこととして、
     仕事を頼む側・頼まれる側双方が、win−winの関係に
     なるのが理想だと思いませんか?

     参考に : Win-Winとは - はてなダイアリー
     【解説おわり】


実は、今回の「自己決定感」を視点を変えて見たときに、
つながっているものがあります。


それが「当事者意識」 です。

「当事者」とは、大辞林 第二版 (三省堂)によれば、(『』内は引用です)
 
『その事に直接関係のある人。』
 だそうです (あっさりした説明ですね・・・)

「当事者」という言葉は法律用語として使われることも多いですが、
ここで言いたい「当事者」とは、そういう意味ではありません。


仕事の場においての「当事者意識」とは・・・、

 ・自分がそのことに関する責任や権限を(部分的にでも)持っている自覚

と言っていいのではないかと思います。


  【余談ですが】
  私は「当事者意識」という言葉を聞いたり考えたりするたびに、
  『 キャシャーンがやらねば誰がやる 』 というナレーションを
  思い出してしまいます・・・そういう感じです (知らない方スミマセン)。


■  「自己決定感」 と「当事者意識」 の関係

さて、自己決定感と当事者意識の関係を例を挙げて考えてみます。

一昨日の話の中の例で、

  自分たちで問題を解決しようとしているところに、上司が出てきて
  1人で仕切り始める。すると、部下たちがどんどん冷めていく・・・。

という話がありました。

 ※ もちろん、他人から言われると必ずやる気がなくなるわけではなく、
    「納得できていないのに押し付けられる」状態が良くないわけです。


多くの人は、他人から押し付けられた方針よりも、自分で考えたり、
みんなで(チームで)考えたりして決めた方針の方がやる気がでます。

そして、やる気だけではなく、責任感や(場合によっては)使命感を
感じることがある。というのは納得していただけると思います。


というように、

  自己決定感がある → 当事者意識が高くなる

というメカニズムがあると思います。
(ただし、この逆は必ず成り立つわけではありません)


別の例で言えば・・・、

  仕事ですごくバタバタしているとき、しかも、
  納期に追われてあちこちから催促されているような状況

を想像してみてください。
(「追われている」という状態は、自己決定感をなくします)


最初は必死に対応しようとしていても、そのうちに・・・、

  「こんなに忙しい職場が悪い」 「いちいち催促するなよ」 

などの逆ギレっぽい感情が起こることもあります。
(これがまったく無いという方は少ないのではないでしょうか。)


この、いわゆる「逆ギレ」 は、開き直りであったり、責任を外部に転嫁しようと
していたりするわけで、とうぜん当事者意識は低くなっています。


このように、私は

  自己決定感がある → 当事者意識が高くなる

というメカニズムがあると考えています。

自己決定感は、やる気だけではなく、責任感のある仕事にも結びつく、
とても大事なものだということです。


それもあって、私は時間管理のノウハウ・テクニックの中で、
「自己決定感」を大事な要素のひとつだと考えているのです。




さて・・・、この系統の話をもう少し続けるかどうか、
今、ちょっと迷っています。 別の話もしたいので・・・


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今日の記事作成時間は50分でした。

また明日!



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Posted by 水口和彦 at 07:39│Comments(0)TrackBack(0)

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