「今やろうと思ったのに」 現象 (その4)
こんにちは。水口です。 昨日の続きです。
「今やろうと思ったのに現象」 から派生した、「自己決定感」の話ですが、
この「自己決定感」 と深くつながっているものが、今日の話です。
■ 「自己決定感」がなければ、「○○○意識」 もない!
1/31に「大人のタイムマネジメント」というシリーズで、
タイムマネジメントについて両面で考えるという話をしました。
「監督者」 の視点
「実行者」 の視点
【解説】
「自分の時間を活用する」 ということは、一歩間違うと、悪い意味で
エゴイスティック(自分勝手)になってしまう可能性があります。
そうならないためには、周りの人の視点から見た、自分の仕事の流れ
について考えてみることが有効だと思います。
時間管理で個人の幸せを追求するのは当然のこととして、
仕事を頼む側・頼まれる側双方が、win−winの関係に
なるのが理想だと思いませんか?
参考に : Win-Winとは - はてなダイアリー
【解説おわり】
実は、今回の「自己決定感」を視点を変えて見たときに、
つながっているものがあります。
それが「当事者意識」 です。
「当事者」とは、大辞林 第二版 (三省堂)によれば、(『』内は引用です)
『その事に直接関係のある人。』 だそうです (あっさりした説明ですね・・・)
「当事者」という言葉は法律用語として使われることも多いですが、
ここで言いたい「当事者」とは、そういう意味ではありません。
仕事の場においての「当事者意識」とは・・・、
・自分がそのことに関する責任や権限を(部分的にでも)持っている自覚
と言っていいのではないかと思います。
【余談ですが】
私は「当事者意識」という言葉を聞いたり考えたりするたびに、
『 キャシャーンがやらねば誰がやる 』 というナレーションを
思い出してしまいます・・・そういう感じです (知らない方スミマセン)。
■ 「自己決定感」 と「当事者意識」 の関係
さて、自己決定感と当事者意識の関係を例を挙げて考えてみます。
一昨日の話の中の例で、
自分たちで問題を解決しようとしているところに、上司が出てきて
1人で仕切り始める。すると、部下たちがどんどん冷めていく・・・。
という話がありました。
※ もちろん、他人から言われると必ずやる気がなくなるわけではなく、
「納得できていないのに押し付けられる」状態が良くないわけです。
多くの人は、他人から押し付けられた方針よりも、自分で考えたり、
みんなで(チームで)考えたりして決めた方針の方がやる気がでます。
そして、やる気だけではなく、責任感や(場合によっては)使命感を
感じることがある。というのは納得していただけると思います。
というように、
自己決定感がある → 当事者意識が高くなる
というメカニズムがあると思います。
(ただし、この逆は必ず成り立つわけではありません)
別の例で言えば・・・、
仕事ですごくバタバタしているとき、しかも、
納期に追われてあちこちから催促されているような状況
を想像してみてください。
(「追われている」という状態は、自己決定感をなくします)
最初は必死に対応しようとしていても、そのうちに・・・、
「こんなに忙しい職場が悪い」 「いちいち催促するなよ」
などの逆ギレっぽい感情が起こることもあります。
(これがまったく無いという方は少ないのではないでしょうか。)
この、いわゆる「逆ギレ」 は、開き直りであったり、責任を外部に転嫁しようと
していたりするわけで、とうぜん当事者意識は低くなっています。
このように、私は
自己決定感がある → 当事者意識が高くなる
というメカニズムがあると考えています。
自己決定感は、やる気だけではなく、責任感のある仕事にも結びつく、
とても大事なものだということです。
それもあって、私は時間管理のノウハウ・テクニックの中で、
「自己決定感」を大事な要素のひとつだと考えているのです。
さて・・・、この系統の話をもう少し続けるかどうか、
今、ちょっと迷っています。 別の話もしたいので・・・
それはともかくとして、1日1回の応援クリックの
「自己決定」をしてみてください。
↓
選択はご自由に! でも、すぐ済みますよ(← プレッシャー? (笑) )
今日の記事作成時間は50分でした。
また明日!
Posted by 水口和彦 at 07:39│Comments(0)│TrackBack(0)
時間管理術研究所の無料メールマガジンで
モチベーションアップしてみませんか?
バックナンバーはこちら
Copyright (c) 2005-2014 BizARK Inc. All rights reserved.
※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
幸いです。
(参照リンクの無いトラックバックは受け付けておりません)