ネットとリスクとサービス残業
こんにちは。水口です。
今日は、ネットの使い方ひとつで問題になることも・・・という話です。
■ 「あっぱれさんま大先生」のファン・・・?
まずは、笑える(笑えないかな?)ニュースから。
こんなニュースがありました。
Yahoo!ニュース - ツカサネット新聞 - NHKに「あっぱれさんま大先生」ファン
どんなニュースかというと・・・
Wikipediaというサイトをご存知の方は多いと思います。
『ウィキペディア(Wikipedia)』というのは、「誰でも編集に参加できる」
ネット上の百科事典です。
「誰でも編集できる」わけですから、書かれていることに対して
100パーセントの信頼性があるわけではない、ということは
前提にしておかなければいけませんが、ちょっとした調べ物には
便利なサイトです。
最近、このウィキペディアの編集が、どんなIPアドレス経由で行われたか
が分かる「WikiScanner」というサイトがオープンしました。
(それがこのニュースの元ネタになっているわけです)
同ニュースからの引用です
『そのツールによると、2006年の6月から12月にかけて、
Wikipediaの「あっぱれさんま大先生」の項目が計18回、
NHK内のIPアドレスから更新されていた。具体的な更新
内容は、出演者情報の追加や放送時間の修正など細部に
わたっている。 』
これが本当にNHK職員によるものであれば、
「会社のPCから何してるんだ・・・」ということになるわけです。
その職員(だとして)は・・・「やっちゃった」で済むかもしれませんが、
NHKにとっては、困ったニュースです。ただでさえ風当たりが強いのに。
職場のPCを使って仕事に関係ないところにアクセスするのは、
それだけリスクが高いということになりますね。
■ 職場のPCを使ったネットへのアクセス
例えば、こういうことがあるとNHKとしても困るでしょうから、
社員のネット使用状況を調べる、ということになるかもしれません。
(現在でも調べているかもしれませんが、Wikipediaの編集は
スルーしているでしょうね・・・。)
また、こういうことは他の企業でも行われる可能性があります。
実際、すでに社員のネット使用状況をトレースしている会社もあります。
ですから、不用意なネット使用のリスクは高くなりつつあります。
私は、最小限(できれば全然しない)にした方がいいと思います。
これは、「仕事中は一切業務以外のことをするな」という使用者側に
都合のいい考え方を押し付けたいわけではなく・・・、
(もちろん契約ですから、常識の範囲で守ることは必要ですが)
私は「会社側に変な借りを作るべきではない」という考えを持っている
から、特にそう感じるのです。
こういうことです。
業務時間内に私用でネットを使う時間があると、その分、
会社に借りを作ることになります。
「そんなの、サービス残業で会社に貸しを作っているから、
相殺してお釣りがくるよ」 という感覚を持っている人もいると
多いますが・・・、これはあまりおすすめできません。
私も昔はそういう感覚があったのですが・・・、そうすると、
「サービス残業するのが当たり前」という意識になりがちです。
(借りを作っても気にならない人は別かもしれませんが)
結局、ダラダラ残業の原因のひとつになってしまう、というわけです。
残業を減らすためには、業務時間中の私用を減らすというのは、
心理的に案外重要なことだと思います。
きっちりけじめをつけた方が、スッキリしますしね。
※ また、何かの理由で会社とケンカすることになった場合に、
自分に不利になる材料を作らないという意味もあります。
例えば、変な話ですが・・・もし自分が過労で体調を崩し、
その労災認定でもめた場合、不利な証拠にならないとは
限りません。
会社のものをむやみに私用で使わないというのは、
自分の身を守る上でも重要なことです。
使ってるという方は、ちょっと考えてみてはいかがですか?
ちなみに、予備知識として・・・
・ 私用でネットやメールを使ったからといって、それが即解雇の理由に
なることは通常ありません。
(ただし、「過去に注意されたのに止めなかった」となると、話は別です)
・ また、会社PCを使ったネットへのアクセス履歴や書き込み内容、
メールの中身などには、プライバシーはありません。
(もし見られても文句は言えません)
「業務に使うことが前提の会社の備品」と考えると仕方ありません。
というわけで、仕事中に見るのは、
このブログだけにしてください・・・(笑)
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今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:56│Comments(0)│TrackBack(0)
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