2007年10月06日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

誰でも「メタ認知」を使える方法


こんにちは。水口です。

今日は昨日の話に関連した話を。


■ 「メタ認知」を簡単に活用する方法

昨日の話というのは、「もう一人の自分が冷静に見ている」という
感覚の話でした。優れたスポーツ選手には、そういう感覚を
口にする人が多いという話です。

この「もう一人の自分が冷静に見ている」という感覚は
メタ認知の一つの形です。

メタ認知とは、自分自身の状態や意識について自覚すること。
そして、このメタ認知を有効に使えれば、時間の使い方が
大きく改善できることもある、というのが今日の話です。


メタ認知(もう一人の自分的なもの)を活用するのは難しさもあります。

メタ認知が大事だからといって「自分自身をモニターすること」に
意識を払うと・・・、かえって自分の集中を妨げることになって
しまう場合もあります。



しかし、簡単にできる「メタ認知」を活かす方法がありました。
それが「書く」ことです。


■ 書くことによるメタ認知

「書く」こと自体は、メタ認知とは直接関係はないのですが、
手を動かしていることで、自分の調子を知ることができます。

宝くじ」の本で、「腕組みをして考えごとをするな」という
話を書きましたが、これがメタ認知と関係あるのです。

やるのは簡単です。

  考えごとをするときや、アイディアを出そうとするときは、
  必ず手を動かしながら(メモを書きながら)考えること

というルールを守るようにするだけです。
(ふんだんに使えるメモ用紙は用意しておく必要があります)

このルールを守るとどうなるかというと・・・、行き詰ると必ず手が止まります
(あるいは・・・無意味な図形を書き始めたりすることもありますが(笑) )

だから、「行き詰っている」ことを自覚できるのです。


自分の思考している状態を、メタ認知的にモニターすることは
難しいのですが、自分の手の動きをモニターすることは簡単です。

何分間も手が止まれば、「行き詰ってるな・・・」というのは
誰でもわかります。

そうなったら、さっさとあきらめて、後であらためて考えることにする。
こうした方が、時間を有効に使えます。

  【解説】
  そもそも、アイディアを出したり、考えをまとめたりする作業は、
  調子のいいとき(頭の中で準備が整っているとき)は、
  たった10分や15分でも、相当なアイディアが出てきます。

  逆に、うまくいかないときは、30分や1時間かけても、
  大したものが出てこないものです。

  思考・発想するということについては、あまり深追いするよりも、
  あらためてやり直す方が効率は高いのです。

  思考を中断して別のことをやっている間にも、脳の中では、
  そのことを(無意識に)考えていたりします。ですから、
  やり直したときに新しい発想が得られることも多いからです。


■ とにかく・・・「書きながら考えよう」

ちょっと解説が長くなりましたが・・・いいたいことは、

自分の調子を知るためには、自分の「思考」を追うよりも
自分の「手」を追う方がずっと確実、ということです。

そのためにも「書きながら考える習慣」は有効だということです。


「書きながら考える」ことには他にもいろいろメリットがあります。
(説明しきれないので、今日は書きませんが)

しかし、メタ認知という部分でも大事なんだな、ということを
あらためて自覚しました。


いや、本当に大事ですよ。書くことは。

詳しくは「宝くじを買う人は、仕事ができない」の
5章もご参考に。



あまり関係ないかもしれませんが・・・
私は結構大量にメモを書くので、筆記具にもこだわります。
単純に、手が疲れにくいものを選んでいるだけですが。

一番疲れにくいのは
・ 水性ボールペン(ゲルタイプも含む)
・ ノック式じゃないもの(キャップ式)
・ 太さは0.5mm(細かく書きたいときは0.38mm)
だと思います。

濃い・筆圧が軽い・滑りがいい・先がグラつかない
・・・だから手が疲れにくい。という条件にはこれがいいと
思うのですが、他にもいいのがあれば教えてください。


  ・・・これをクリックするかどうかは「書いて考える」よりも
  考えずにクリックしちゃった方が早いですね (笑)
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今日の記事作成時間は36分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:50│Comments(0)TrackBack(0)

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