2008年02月13日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

直感的でサクサク使える、マインドマップ(的な)ソフトウェア


こんにちは。水口です。

昨日は、私が愛用しているペンを紹介しましたので、
今日は、愛用しているソフトウェアを紹介しようと思います。

ペンもソフトも、知的生産性をバックアップするツールですから、
「ツールつながり」ということで・・・。 (←無理矢理か?)


■ 「マインドピース(MindPiece)」というソフトウェア

そのソフトウェアというのは、「マインドピース」というソフトウェアです。
実は、もう半年以上前から使っているのですが、かなりいい感じなので、
紹介します。

このソフトは、いま各所で話題の「マインドマップ」風にアイディアを
まとめることができるというものです。

「マインドマップ」的なソフトやWebサービスはいろいろありますし、
私もいくつか試しましたが、どれも、どうもしっくりきませんでした。

特に、アイディアをまとめたいときには、操作が複雑だったり、
反応が遅かったりするとダメなんです(私は)。

 ※ 頭のなかのリソースを、ソフトウェアの操作のために食われて
    いるような感じ、といえば分かりますかね・・・?


そういう意味で、どんなソフトウェアも手書きにはかなわないのですが、
このソフトは、操作性の面でかなり優秀なので、この手のツールとして
初めて愛用しているものです。

それ以前には、たとえば「マインドマネージャー」というソフトも
試用しましたが・・・、操作性の面で断念しました。
(あれ、結構面倒じゃないですか・・・?)

その後は結局、マップ的にまとめる用途には、Excelを使っていました。

※ Excelがこういう用途に向いているわけではありません。
   私の場合、Excelに習熟しているので(ショートカットキーを覚えてたり)、
   素早く、あまり考えずに操作できるところが良かったという話です。


そんな私が使い始めて、速攻で操作を覚えて、ストレス少なく使える
ようになったのが、マインドピースだったんです。


■ マインドマップとの出会い

ソフトの話の前に、ちょっと「マインドマップ」の話をします。

私が、マインドマップと出会ったのは・・・ という書き出しは、
「中学生の主張」みたいで気恥ずかしいものがありますね(笑)。

私は、まだ広く知られていない頃に、偶然、マインドマップに
出会いました。

たまたま、この本↓を読んだんです。 
これが驚異のマインド・マップ放射思考だ!!
これで他人を決定的に引き離すことができる

(すごいタイトルですね (笑) )

いつ買ったかは覚えていないのですが、その本をどこで読んだかは
覚えているので(←こういうの不思議ですね)、2001年頃だと思います。
ですから、手書きの「マインドマップ歴」は7年。それなりに長いです。

さて・・・、

こういうことを言うと、熱心なマインドマップユーザーに怒られるかも
しれませんが、私の場合、書き方は結構適当です。

正式なマインドマップのルール(というのがあるんです)にのっとって
書く場合もあります。ただ、メモ書きしながら考えているうちに、ラフな
マインドマップ(的なもの)を書くことも、結構多いです。そういう意味で
適当なんです。


こういうことを言うと、熱心なマインドマップユーザーにますます怒られる
かもしれませんが、マップの描き方は、あまり形式ばらないほうがいい
のではないか、というのが私の実感です。

私も、マップに絵を入れたり、色分けしたり、といったマップを書くことも
あります。その反面、水性ボールペンのまま、しかも1色のまま、考えて
いることをラフに書き出すマップ(的なもの)も捨てがたいですし、そこ
から得られたアイディアもたくさんあります。


結局、こうなんじゃないかと思うんですが・・・
           ↓
―――――――――――――――――――――――――――――――――

頭の中で考える≪書きながら考える(時にマップ的に)<マインドマップを描く

―――――――――――――――――――――――――――――――――

つまり、「書きながら(描きながら)考える」ことが最も大きな差を生む。
マインドマップのフォーマットにすることは、その効果をより高めはするが、
「書く/書かない」の差ほど、決定的なものではない。

ということです。私の個人的な経験では、そう思います。


だから、マップの形式にこだわるよりも、とにかく描くことのほうが大事。
一番いけないのは、マップを描くのが「特別なこと」になってしまうことです。

「マインドマップ」のルールにとらわれすぎると、

 「いまは色ペンがないから描けないなあ・・・」
 「(絵を描いたりすると)時間がかかるから、やっぱりあとで描こう」

のように、描くことがおっくうになってしまったり、描くのを先延ばしに
してしまったりすることがあります。


そんなふうに、「マインドマップであること」にこだわりすぎた結果、
週に1枚のマップを描くか描かないか・・・くらいしか使わないのなら、
「色なし・絵なし」のメモでもいいから、毎日書いたほうがいいのでは
ないでしょうか? と言いたいわけです。

もちろん、マインドマップの描き方は知っておいたほうがいいですし、
実際に書いてみることもおすすめしますが、こだわりすぎるのもよくない。
というのが私の考えです。

これは、結構本質を突いていると思うのですが・・・。


■ マインドピースというソフト

そんなふうに、私は「マップの完成度」よりも、「思いついたらすぐ描く」こと
のほうを重視しているわけです。

しかし、パソコンを使えば、そういうことをあまり考えなくてもよくなります。

あとから並びを変えることもできますから、最初は思いつくままにアイディア
をポンポンと書き出すこともできるわけです。

しかも、保存しておいて、後日修正したり書き足したりすることも容易です。

※ もちろん、これは紙でもできますが、管理するのは結構面倒です。
   パソコンなら、マップ上に関連マップへのリンクが貼れて助かります。


そんなわけで、パソコンを使ってマインドマップ(的なもの)を書けると、
とても助かります。そして、できれば直感的に素早く操作したいわけです。

ちなみに、マインドマップの本家(トニー・ブザン氏)によるソフトウェアも
もうすぐ発売になるようですが(iMindMapというソフトです)、これは
私はまだ未使用なので、なんとも言えません。

私が半年以上使って、「これは良い!」と感じているのが、先ほどの
「マインドピース」というソフトです。


サイトはこちら↓
Home | アイデア粘土細工ソフトウェア・マインドピース>

この(↑)ページの下のほうに、実際の操作状況がわかる動画があります。

感覚としては、テキストをインプットしていくと、1つ1つが付箋紙(ポストイット)
のようなオブジェクトになります(この入力は連続でできて、速いです)。

その付箋紙を、ドラッグアンドドロップしていけば、すぐにマップ形式になると
いうわけです。基本はこれだけ。とても簡単です。

もちろん、画像を変えたりとか修正したりとかも、色々できますし、設定すれば
本家のマインドマップとほぼ同じフォーマットにもできます。


断っておきますが、ソフトとしては決して多機能なものではありません。
たとえば、「マインドマネージャー」と比べると「できないこと」は多いです。

しかし、多機能さを捨て、直感的で素早い操作性を実現するという、
このソフトウェアの思想は、私はとても気に入っています。


というわけで、

「マップだけのために新しいソフトを覚えるのは面倒」
「直感的にマップ状メモを書きたい」

と思う方に、強くおすすめできるソフトです。

有償のソフトウェアですが、無料試用期間もありますので、
興味をそそられた方は試してみてください。
(まずは上記のムービーを見てみるといいかも)



ちなみに、ソフトはMac/Winの両方のバージョンがあります。
(全体的な操作性は、Mac用のソフトっぽい雰囲気です)




こういう、単機能的で、おしゃれなソフトウェアを使うと、昔のMac
(漢字Talk6〜7の頃)を思い出します。

その頃は、パソコンに「できないこと」が結構多くて、それをどう
使いこなすかで、センスを問われるところがあった気がします。
それも結構面白かったですね。
・・・もちろん、今の方が便利でいいのですが。


今日の記事作成時間は75分でした。

では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(1)

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時間管理研究所 □□仕事と生き方、幸せの研究所□□:直感的でサクサク使える、マインドマップ(的な)ソフトウェアを読んで、そういえばマインドマップって結局書いた(描いた?)ことないなぁと思いました(笑   以前、わたしはマインドマップについての本を読ん....
マインドマップについての記事を読んで【彦根仏壇の組立現場より〜仏壇を作る人の日々】at 2008年02月15日 22:37
 

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