『クリックしない連続メール読破術』 とは?
こんにちは。水口です。
今日もパソコン関係の話、特に「マウス」についての話です。
■ 「マウス」はなくならない?
昨年の話ですが、(もうすぐ日本に上陸する)Apple社の「iPhone」の、
米国での発表の映像は、衝撃的でした。
スティーブ・ジョブズ氏のスピーチが素晴らしい・・・というのもありますが、
その話ではなく、iPhoneのタッチパネルの機能です。
※ スティーブ・ジョブズ氏といえば、私はこの本↓を以前に読みましたが、
(個人的には)とても面白い本でした。
(同氏やApple社に興味がなければ、あまり面白くないかも・・・)

スティーブ・ジョブズ-偶像復活
iPhoneは、通常のタッチパネルと異なり、「マルチタッチ」と呼ばれる
機構を備えたタッチパネルを搭載しています。
通常のタッチパネルは(検出機構の関係で)指で2点を同時に触れても
正しい位置は検出されません。たとえば、銀行のATMのタッチパネル
などはそうなっています。(あの上に何か物を乗せてしまうと、指がうまく
検出されなくなってしまいます)
iPhoneのタッチパネルは、2ヶ所同時に検出することもできるので、
それを利用した新しい操作方法を使うことができます。
(たとえば、2本の指でウィンドウを広げたり縮めたり・・・とか)
このデモンストレーションを見たときには、「これが応用されたら、
将来パソコンからマウスが消えるかも?」と思いました。
しかし、実際にパソコンからマウスが消えるかといえば、そんなことは
あり得ません。よくよく考えてみると、コストや技術の問題以外に、
どうしても越えられない壁があるからです・・・。
■ タッチパネルの「越えられない壁」
先のiPhoneのマルチタッチ機能は素晴らしいのですが、問題は
これをどうパソコンで使うかです。
もし、現在のようにディスプレイを立てた状態で、タッチパネルを使うと
したら・・・、1時間もしないうちに腕が疲れてしまうでしょう。
(立てたディスプレイを操作するためには、腕を持ち上げた状態で
操作しなければいけないので)
そうなると、ディスプレイを寝かせるしかないのですが、この場合には
キーボードがジャマになってしまいます。「見る」ために一番いい位置が
キーボードに占拠されているわけです。
この問題は、今のところ解消する見込みはありませんので、私はパソコン
のタッチパネル化は、今後も本格的には進まないと思います。
「タッチパネルも使えるパソコン」は増えるでしょうし、キーボードを使わなく
てもいい分野では活用されるかと思いますが、少なくともビジネス用途で
マウス(とその他のポインティングデバイス)の代替として普及するとは
思えません。
・・・というわけで、私たちは、好むと好まざるとにかかわらず、まだまだ
マウスのお世話になることでしょう。
(↑マウスの代替としてのタッチパッドやポインティングスティックも含めて)
■ 「マウスをクリックしない」メール処理
さて、なぜ「マウス」の話をしたのかといいますと・・・、
「メール術」と少し関係があります。
先日、「日経ビジネスAssocie(メール特集の号)」に
私のインタビューが載りましたが、そのなかで
『クリックしない連続メール読破術』
を紹介しています。
『クリックしない連続メール読破術』というのは、
今つけた名前ですが(笑)。
※ 記事タイトルは「同じメールは2度見ない」です。
そのなかで、メールの素早い読み方も少し紹介したんです。
この、「クリックしない連続メール読破術」は、「プレビューウィンドウ」という、
「上下二分割」表示ができるタイプのメールソフトで使える方法です。
(プレビューウィンドウとは、上がメール件名、下がメール本文という、
分割表示のことです: ※ソフトが対応してれば左右でも構いません)
※ すべてのメールソフトで試したわけではないので、できないソフトが
あったらごめんなさい・・・。私が今使っているのは「Thunderbird」ですが、
この手法自体は昔「Outlook Express」を使っていた頃からやってます。
この手法は「返信しなくてもいいメール」を次々に読むときに役に立ちます。
たとえば社内メーリングリストからのメールや、毎日大量にCC(参考)メール
が届く人には、とても便利だと思います。
また、メールマガジンを次々に読んでいきたいというときにも使えます。
※ 過去のメールの内容を確認していく目的でも使えます。
できればそれが必要な状況にならないようにしたいものですが・・・。
■ 「クリックしない連続メール読破術」のやり方
この(雑誌の)記事だけでは、少しわかりにくいかもしれませんので、
説明しておきます。
クリックしない連続メール読破術 のやり方
――――――――――――――――――――――――――――――
□ まず、プレビューウィンドウの上側のメール件名をクリックします。
□ そのままマウスカーソルを本文の方に持っていきます。
□ そこでマウスのスクロールホイールを回すと・・・
本文がスクロールされます。
(このときに本文を「クリックしない」のがポイント)
□ 読み終わったら、カーソルキー(矢印キー)で、
下(または上)のメールに移動します。
(クリックしていないので、まだ上側の「メール件名」を選択した
状態が残っていて、カーソルキーで次のメールに移動できます)
□ 以降、くり返し・・・ となります。
――――――――――――――――――――――――――――――
さらに、次のどちらかの構えを取れば、この操作を極めて速く進める
ことができます。
構えその1
・右手にマウス(のスクロールホイール)
左手でカーソルキー
構えその2
・右手でカーソルキー
左手でトラックパッド等(のスクロール動作)
これで、他の操作をしない限り、何通メールでも「クリックなし」で
連続して操作していくことができます。
この操作、話を聞くだけではあまりピンとこないかもしれませんが、
通常操作よりもスピードは極めて速くなりますし、操作も楽です。
※ ただし、これは「読むだけ」のメールが対象で、返信が必要な
メールでこれをやっても、あまり意味はありません。
■ 「クリックしない」ことを考えると、パソコン操作は速くなる
なぜ、この操作方法が速くて楽なのか、一言で言うと、
「マウスをクリックしない」からです。
マウスは確かに便利な存在ですが、可能な範囲で「クリックしない」
操作方法に切り替えた方が、パソコンの操作は速くなります。
※ 「クリック」という動作には、「カーソル位置の調整」が必要です。
この操作には、必ず「視覚からのフィードバック」が必要なので、
キー操作やスクロールよりも必ずスピードが落ちます。
(また、神経も使います)
※ 「マウスをクリックしない」操作方法としては、「ショートカットキー」も
あります。ちなみに先のメール処理は、ショートカットキーを使って、
Ctrl+A(メールを開く)→スクロール→Ctrl+Wなど(メールを閉じる)
→カーソルキーで移動・・・とやることもできます。
(これだと少し手順が増えてしまいますが・・・)
「読むだけ」メールが多い場合には、試してみてはいかがですか?
※ ちなみに私はマウス以外では「ポインティングスティック」派です。
ThinkPadの「トラックポイント」(キーボード上の赤いポッチ)です。
マウスが使えるときは基本的にマウスを使いますが、右手にペンを
持っているときなどは左手でトラックポイントを操作することもあります。
(ややマニアックですが、これはこれで便利なこともあります)
今日の記事作成時間は70分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(2)│TrackBack(1)
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マウスクリック < キーボードショートカット との思いは以前よりあり。 ただ、そ...
マウスクリックよりキーボードショートカットが気持ちいい理由【とろぶりの備忘録】at 2008年07月02日 21:53
この記事へのコメント
スペースキーを押す操作でも、次々とメール読めるので、それ使ってます。
利用メーラーは ベッキーです。
利用メーラーは ベッキーです。
Posted by kakobon at 2008年06月30日 21:06
水口です。
kakobonさん、こんばんは。
おっ、スペースキーですか。
私はメールでは使ってなかったのですが、それも便利かも。
Thunderbirdでも使えました。
(スペースでスクロール→下までいったら次の「未読」メールへという動作です)
・連続的なスクロールがよければホイールで
・片手で次々操作するにはスペースキーで
ということになりますかね。
私は連続スクロール派なので、基本はホイール(かトラックパッド)ですが、
片手でいきたいときはスペースキーもいいですね。
※ スペースキーはブラウザのスクロールにも使えますので、
使っていない方は試してみては?
kakobonさん、こんばんは。
おっ、スペースキーですか。
私はメールでは使ってなかったのですが、それも便利かも。
Thunderbirdでも使えました。
(スペースでスクロール→下までいったら次の「未読」メールへという動作です)
・連続的なスクロールがよければホイールで
・片手で次々操作するにはスペースキーで
ということになりますかね。
私は連続スクロール派なので、基本はホイール(かトラックパッド)ですが、
片手でいきたいときはスペースキーもいいですね。
※ スペースキーはブラウザのスクロールにも使えますので、
使っていない方は試してみては?
Posted by 水口和彦 at 2008年06月30日 22:47
※ スパムコメントがあまりに多いため「http://」は使用不可の設定にしています。
URLをご紹介頂く場合は「http://」を省くか全角文字を使用して頂けますと
幸いです。











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