3つの「ムダ残」を無くそう! : はじめに
こんにちは。水口です。
今週は、「残業」について考えてみたいと思います。
特に、「無駄な残業」についてです(その理由は後で説明します)。
■ 「サービス残業」は会社のためならず
メルマガ(の最後の方)でも少し書きましたが、先週、ある企業の人事部
の方々と打ち合わせをしている中で、「残業が長い」人の話が出ました。
(特定の部署、特定の人の残業が長いという話です)
私も昔は、「部署内きっての残業派」だったことがありますから、そういう
人達の気持ちはわかるところもあります。
私が昔、サービス残業を沢山していた頃は、
「サービス残業は、会社のためにやってるんだ」
と思っていたのですが、ある時期から旗色が悪くなってきました。というのは、
会社側が「サービス残業はしてくれるな」という動きを始めてきたのです。
(私がいた会社は、そういう動きが比較的に早い方でした)
私がいた会社に限らず、昔はサービス残業を容認する会社が多かったの
ですが、現在は、そうもいかなくなっています。
いくら本人が納得していても、「サービス残業」=「残業手当の未払い」で
あることには変わりありませんし・・・ 残業手当を支払えばいいのか、と
いうと、そういうわけでもありません。労働基準法にも引っかかります。
(メンタルヘルスにもかかわりますし、最悪の場合は過労死にも・・・)
実際、前者の方(残業手当の未払い)で、労働基準監督署から是正指導
を受ける企業数は年々増加しています。
(H18年度で1,679社。もちろん、これは氷山の一角だと思われます)
となると、私もちょっと困るわけで・・・「会社のためにやってるんだ」と、
言えなくなってしまいます。
「サービス残業は、会社のためならず」
という状況になってしまったわけです。
当時の私としては・・・、自分のやり方、考え方をいきなり否定されたように
感じましたから、正直あまりいい気はしません。しかし、考えてみれば、残業
を減らすことは自分にもメリットがあります。
結局、いい機会なので、考え方を切り替えて、「どこまで残業削減できるか」
という視点で試してみました(ちょうど、時間管理について試行錯誤していた
時期と重なっていたことも、そう思えるきっかけになりました)。
で、実際にやってみると・・・ 残業は減るものです。
決して、それ以前もダラダラ残業しているつもりはなかったのですが、
まだまだ減らせる余地はあったんです。
結局、「サービス残業」はゼロにまで持っていくことができました。
労働時間でいうと約30%カット、業務効率でいえば約40%アップ
です。この結果は、自分自身驚きました。
そして、残業を減らすと、いろいろいいこともあります。
仕事に対する集中力も上がりますし、プライベートの時間も増えます。
勉強や新しいことにチャレンジする時間も作れるようになります。
結局いいことずくめなので、「もっと早く気づけば良かった・・・」と
思いました。
■ 残業は減らせる!
「サービス残業」については、「別に会社のためじゃない。お客さんや
同僚に迷惑をかけたくないからやってるだけだ」という人も多いと
思います。そういう状況があるのもわかります。
ただ、状況はどうあれ、「残業は減らせる」ということについては、
共通しているはずです。
私の場合、「仕事の効率」は決して悪くない方だと思っていましたが、
それでも時間管理によって、残業を大幅に減らせました。同じように
残業を減らせる方は多いと思います。
実際、時間管理や手帳を使って頂いた方から、「残業が無くなった」と
いう、うれしいご報告を頂くことも多いです。
■ まずは「ムダ残業」を減らそう
では、残業を減らすためには、具体的にどうすればいいか?
ということになりますが、最も効果的なのは・・・、
時間管理を行うこと
であるのは間違いありません。重度の「長時間残業」の場合は、
これを強くおすすめします。
しかし、それだけではなく、
職場の雰囲気や仕事のやり方
ちょっとした習慣やクセ
によって、残業が長くなってしまっている場合もあります。こういうのは、
できれば職場全体で考えたり、改善したりしていきたいものです。
そのためには、「まず、無駄な残業を減らす」という観点で取り組むと
行動に移しやすいと思います。この方がわかりやすいですし。
というわけで、このブログをお読みの方に加えて、その職場の方にも
多少のお役に立てれば・・・ と思いまして、
「ムダ残(無駄な残業)」を減らそう」
と題して、今週考えていきたいと思います。
今日の記事作成時間は43分でした。
では、また明日!


Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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