「仕事の3つのタイプ」と『仕事に追われない超時間術』の評価
こんにちは。水口です。
今日は「仕事の3つのタイプ」に関連した話です。
■ 「生産性新聞」で連載しています
現在、「生産性新聞」誌上で、連載記事を執筆しております。
「生産性新聞」とは、日本生産性本部が発行している新聞(月3回発行)です。
お勤めの会社で購読しているところもあると思います。
(日本生産性本部のHPはこちら↓)
財団法人日本生産性本部
(生産性新聞はこちら↓です)
財団法人日本生産性本部 生産性新聞
現在、その紙面上で全6回の連載を執筆させて頂いております。
こんな感じです↓
連載のタイトルは「ビジネスと人生を変える時間術」というものです。
当然、「時間管理」系の話です。
■ 仕事の3つのタイプ
この連載はまだ連載中で、テーマとしては単に「時間管理」というだけでなく、
「仕事のタイプ」の話も入れています(今後その話が出てきます)。
「仕事のタイプ」というのは、『仕事に追われない超時間術』という本
(こちら↓)で紹介した考え方です。
一口に「時間管理」や「時間術」といっても、いろいろあります。
たとえば、経営者の時間術と、実務担当者の時間術には、かなり違いがあり
そうですよね。会社の経営層はやはり会議(アポイントメント)が多くなりますし、
実務担当の人は自分の仕事(タスク)の方が多くなるのが普通です。
また、部署によっても違います。たとえば研究開発職と、営業職では違って
当然です。
ですから、自分と立場の違う人の「時間術」を聞いても、あまりピンとこないこと
もあるわけです。
しかし、「その仕事がどのように発生するか?」という点に注目すると、どんな
仕事も3つの基本タイプ(の組み合わせ)で表すことができます。
それが「仕事の3つのタイプ」と呼んでいるものです。
誰でも、仕事の内容が変わったり、あるいは、同じ部署でも管理職になって
立場が変わったりすると、この仕事のタイプが変わってきます。
この「仕事のタイプ」を意識することは、
・ より自分にあった時間術を身につける・構築するのに役立つ
・ タイプの違った人の時間術を真似して、失敗しなくて済む
・ 職種や立場が変わったときに、考え方を切り替えられる
・ スキルアップや独立を目指すときに役立つ
・・・等々、いろいろメリットがあると考えています。
■ 「仕事の3つのタイプ」とは
ちなみに、その「仕事の3つのタイプ」とは、
□ 降ってくる仕事
放っておいても仕事の方からやってくる
(例) 上司からの指示や、周りからの頼まれごと、事務処理関係や
発生したトラブルへの対応など
□ 獲りにいく仕事 (または取りにいく仕事)
自分から働きかける仕事
(例) 営業職のように顧客に自ら働きかける仕事
会社のPRも広い意味でこの仕事になる
□ 作り出す仕事
新しい仕事を作り出す
(例) 新製品や新サービス、新事業などを立ち上げる仕事
そのための準備や情報収集なども含む
新しい分野で資格取得を目指したりするのもこれ
この3つです。これらは、時間管理や計画の立て方の面で、考え方を少し
変えた方がうまくいきます。
――――――――――――――――――――――――――――――――
たとえば、「降ってくる仕事」にはたいてい期限がありますから、「期限までに
やらなければ」というプレッシャーがかかります。プレッシャーは過度になると
良くないですが、適度なプレッシャーならやる気を高めてくれるものです。
そういう仕事に慣れている人が、独立して「作り出す仕事」を始めようとすると、
期限があるわけでなく、誰からもせかされるわけでなく・・・という状況のなか
で、仕事へのやる気があまり出ないことも起こり得ます。
(スキルアップや資格取得も似たところがあります)
※ 「仕事の発生の仕方」が違うことで、その仕事に対するインセンティブ
(動機)も異なり、それがモチベーションにも影響してきます。
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というわけで、3つのタイプという枠組み(今風に言うと「フレームワーク」)で
考えると、
・ より自分にあった時間術を身につける・構築するのに役立つ
・ 職種や立場が変わったときに、考え方を切り替えられる
等々、いろいろメリットがあるのです。
でも、こういうことを書いた時間本はまだ無い。だから書いておこう・・
というのが、執筆の動機だったりします。
本の中には「ノウハウ」「テクニック」的なものも書いていますが、どちらかと
いえば「この本の考え方をベースに、自分の仕事に当てはめてみてください」
というつもりで書きました(時間系の本としては異色だと思います)。
さて、この本が出てから半年ほど過ぎましたが・・・
この本は評価が分かれるようですね。
「3つのタイプという考え方は役立ちそうだ」「この考え方がはまった!」という
好意的な意見もあれば、「あまり役立ちそうにない」という意見も見られます。
まあ・・・、『私はこのやり方で成功しました。だから私についてきなさい!』と
いう雰囲気の本を求めている方には、受け入れられないのかもしれませんね。
(と今頃になって気づいたわけです・・・(汗) )
どちらかというと、「本の知識や枠組みをベースに、自分の頭で考える」こと
が好きな人に好評な気がします。
(そういう方はぜひお読みください。私の他書を含め、他の本とは違います)
こういう本もあっていいと思うんですけどね・・・。
いろいろな意味で今後の参考にしたいと思います。
今日の記事作成時間は48分でした。
では、また明日!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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