2010年05月27日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

若手社員を襲う「共有地の悲劇」への対処法(その1)


こんにちは。水口です。

「時間」や「仕事」に関して、面白い記事がありました↓

「共有地の悲劇」〜なぜ落ちこぼれ社員はいつも時間をもてあますのか
(プレジデント) - Yahoo!ニュース


「共有地の悲劇」という言葉は、ご存じの方も多いかもしれません。
こういうことです↓。

『』内は引用です)
 
『 とある遊牧地帯に共有の牧草地がある。私有地なら牧草を食べつくさない
よう牛の数などを制限するが、誰もが利用できる共有地の場合、周囲の遊牧
民は自分の利益を最大化するために牛の数を増やしすぎる。なんらかの規制
を加えないかぎり牧草地は荒れ果ててしまうだろう。つまり個々の利益を最大
化することで、全体の利益は損なわれてしまう。これが数学のゲーム理論でい
う「共有地の悲劇」だ。』

                                   (上記記事より引用)


この「共有地の悲劇」が、職場でも起きている・・・。
特に、若手社員にもそれが降りかかる可能性があるというのがこの記事です。

『』内は引用です)
 
『 同じようなことはサラリーマン社会でも起きている。
 サントリー宣伝部の若手社員時代、僕は部長以下いろんな上役・先輩から急
を要する仕事や面倒な仕事、果ては困りごとの処理をやらされた。たとえば
「日本酒業界の収益構造を知りたい。3日後までにレポートをつくれ」とか「明
日の業界団体の集まりで社長がスピーチするから原稿を書け」という仕事が突
然まわってくるのである。』


日本の会社は概して、仕事の分担(業務分掌)があまり明確でないため、
「頼まれごと」として色々な仕事が回ってきます。ときには部署の枠まで飛び
越えて来ることすらあるわけで・・・そういう仕事にどう対処するかは重要です。

 
『  あるとき、仕事を通じてお付き合いのあったマーケティングの大家、村田昭治
・慶応大教授(現名誉教授)に自分の境遇を嘆いたことがある。村田教授は、
なんだ、そんなことかという顔で次のように諭してくれた。
「君は幸せだよ。若いうちは経験することがすべて勉強だ。その点、君は次々と
新しい仕事を覚えられて得じゃないか。会社だって、社員をつぶしたら損だから
無茶はしない。それに君のところの部長は忙しいんだ。できないとわかってい
る社員に仕事を頼むわけはない。君は期待されているんだよ」
 なるほどそうか。僕はラッキーな男なんだ。そう思うと、ふつふつとやる気が
湧いてきた。』

                                   (上記記事より引用)

なるほど。こう言われると、確かにやる気がでるかも。
うまいこと言いますね。

で、記事はこう続きます。
 
『  もっとも、多忙がすぎれば体を壊す。「今日中にやってくれ」「3日後までに
調べろ」という無理難題に対して、僕は自分なりに次のような対処基準を設け
ることにした。(1)どんな要求にも必ずアウトプットを出す、(2)精度や完成度
は必ずしも100%に固執せず 60%でよしとする――この2点である。
 僕は勝手に「60点主義」と名づけ、通常の仕事のほか急な頼まれごとを次々
こなしていった。するとますます上役から信頼されるようになり、「君は余人を
もって代えがたい」とまでいわれるようになったのである。』



この「60点主義」的な、自分のルールを作ることは、私もとても大事だと感じて
います。

それが60点なのか、70点なのか、あるいは80点なのかは、仕事(頼まれごと)
の内容によっても違ってきますが、いずれにせよ、自分で基準を持つことが必要。

基準を持たないと、どうしても「一つの仕事に時間をかけすぎてしまう」ことに
なってしまいやすいのです。

※ また、同じ人でも「○○の仕事は60点でいい」「□□の仕事は90点狙い」
   と仕事の内容によって基準は変わります・・・  というか、変えるべきです。
   たとえば、社内資料の作成は60点。社外に提出する資料は80点とか・・・
   そんな感じです。


自分が「共有地の悲劇」にならないためには、そういった自衛手段が必要。
もちろん、上司が仕事の交通整理をすることも必要だと、記事はまとめられて
います。


ちなみに、上記の記事を書かれているのは、作家の野村正樹さん。

サントリーに勤めながら、作家として多くの本を書く、いわゆる「二足のわらじ」を
された経験も踏まえ、時間の使い方についての本も色々出されています。

ビジネス的な書籍も多く出されていますが、さすが「作家」というべきか、面白い
文章、読ませる文章になっています。私のようなビジネス書しか書けない者
(ビジネス書限定の作家?)とは違いますね (← 反省・・・)。




ちなみに、日経BP社さんでの「BPnet」の連載では、私からのアドバイスと
して「頼まれごとが多い状況」への対処法について書いています。上記記事
とは違った視点からの対処法ですので、そちらもご覧になってみてください。
(来週金曜公開予定なので、まだ先ですが)

意外に簡単!はじめてのタイムマネジメント
| BPnetビズカレッジ:入門講座 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉



今日の記事作成時間は25分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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