2010年12月29日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

『現実的な副業』の3つのタイプ


こんにちは。水口です。
こんな記事がありました。

副業ビジネス 正社員、自営業者も着目 覆面調査、1年で登録者2.5倍
(フジサンケイ ビジネスアイ) - Yahoo!ニュース


『』内は引用です)
 
『 景気低迷により、飲食店の覆面調査やインターネットを通しての副業など、
アウトソーシング(外注)事業の登録者が急増している。特に、日時を選んで
短時間から働ける業務が人気で、店舗調査などの登録スタッフが1年で
2.5倍に増えたり、ネットを活用した業務への従事者が4倍近くに膨らんだ
ケースもある。スタッフを集める企業側からみると、受注した業務を素早く
大量に消化できるメリットがあり、事業の強化にもつながる。』

                                 (上記記事より引用)

という記事。

私は(あくまで個人的な意見として)、企業に勤めるビジネスパーソンが
副業をすることには、基本的に賛成です。

そこでの経験が、本業の方に活きる。あるいは、その副業がもとになって
新しいキャリアが開ける・・・といった効果がある程度期待できるからです。

―――――――――――――――――――――――――――
  ただし、条件はあると思います。

  ・ あまり過度な期待はしないほうがいい
    ( 「儲ける」というより「楽しむ」つもりでやるのが吉か?)

  ・ 就業規則で明確に禁じられている場合はやらないのが無難

    就業規則での副業の禁止は無効とした判例もあったと記憶
    していますが・・・、それはあくまでも本業に支障がないと認め
    られた場合の話。微妙な部分はあると思います。
    (副業を解禁する企業も

  ・ 本業と同業種での副業は避ける

    本業の勤務時間中に副業をするのはもちろんNGだし、
    本業の顧客に副業の営業をかけるのもNG。
    それをしていなかったとしても、あらぬ疑いをかけられる
    のは面白くないですよね・・・。
    副業を解禁している企業でも、このパターンは禁止されて
    いるのが普通ですし、もし、禁じられていなくてもやるべき
    ではないでしょう。

  ・ 自分の時間的な余裕も考える

    それ以上に副業に夢中になりすぎて、家庭をかえりみないとか
    健康上の問題を起こすなんてことになっては本末転倒です・・・。

  ・ 変な儲け話には引っかからないこと

    副業のための教習や登録という名目でお金を取るタイプの
    詐欺(あるいは詐欺まがい)の業者は、昔から絶えることが
    ありません。
―――――――――――――――――――――――――――

で、上記の記事では、こんな副業が紹介されていました↓

『』内は引用です)
 
『 覆面調査などを行うメディアフラッグ(東京都渋谷区)に登録しているスタッフ
は今月1日時点で10万6985人。前年末の4万3655人から大幅に増えた。
主婦や学生が多いが、正社員や自営業者の登録も増えている。(中略)

 同社の覆面調査は、来店客からみた店舗の状況を知りたい企業から依頼を
受けて、登録スタッフを派遣する。一般客として店に入り、接客対応などのサー
ビス、店内の清潔さなどをみてリポートを書く。スタッフは事前に研修を受け、
調査内容を記憶しているかどうかのテストをクリアしなければならない。飲食店
調査では食事そのものが報酬となる場合もあるため、報酬は0~2000円とな
る。覆面調査のほかに、特定商品の陳列具合を改善する営業代行や、価格調査
などがある。』

                                 (上記記事より引用)

報酬はあまり期待できないですが、「覆面調査」って、ちょっと面白そうですね。
いくらかの専門性も感じられますし。続けていくとその道のプロになったりして?

ただし、こういうのは「やってみたい」という人が多いので、その分、そこに
つけこもうとする人も出てくるはずです。そこは要注意ですね。

ちなみに、上記の会社のサイトでは、「覆面調査」を騙る詐欺に対しての、注意
喚起がされています。やっぱり、あるんでしょうね。

【注意】覆面調査を謳った詐欺行為にご注意下さい。
|「リアルショップリサーチ」ニュースリリース一覧|
ミステリーショッパー 覆面調査、ラウンダー 店舗巡回のメディアフラッグス



他には・・・
 
『 一方、アウトソーシング事業のリアルワールド(東京都渋谷区)がインターネット
を通して提供しているデータ入力などの仕事に従事した人の数も拡大している。
サービスを始めたのは08年12月で、09年9月は約2万人だったが、先月は約
7万7000人と、順調に増えている。

 同社は「CROWD」というサイトで、企業から請け負った作業を自宅などで行う
人を募っている。具体的には、人事など企業関連情報の入力、携帯電話などの
応用ソフト(アプリケーション)の評価や旅行の体験談などの投稿、指定されたサ
イトの内容の正誤確認などだ。情報を分割するなどして、一人一人の仕事からは
内容が類推できないように工夫している。報酬は電子マネーなどに交換できるポ
イントで支払われる。』

                                 (上記記事より引用)

というのもあります。こちらのサイトを探してみると・・・
(「CROWD」だけでは出ないので、社名も合わせて検索する必要があります)

入力作業よりも、「クチコミ投稿」などが多いみたいですね・・・。個人的には、
「報酬をもらってクチコミ投稿する」ことには賛成できないので、微妙ですが。

※ それだと、本当のクチコミじゃないし、ネット上のノイズを増やすことにも
   つながります。誰かが、見えないところで(いくらかの)不利益を被って
   いるかもしれない・・・とも考えてしまいます。個人的な意見ですが。

また、「(サイトなどの)チェック作業」みたいなものもあって、こちらはちょっと
面白そうなのですが、報酬はかなり低いのが普通みたいです。
(不特定多数の人に「チェック作業」をお願いした場合、あまり効果を期待
 できない → 報酬も低く設定するしかない・・・ということですかね?)

当たり前の話ですが・・・ 「ネット上で誰でもすぐできる」という副業には、
(希望者も冷やかしも多いので)高い単価がつくことはないんですね。
クチコミ投稿は、割と単価がつきますが、それはある意味「自分のIDを売る」
ようなもの・・・だからではないでしょうか?



個人的な考え方と経験談としていえば・・・現実的な副業は、

□ ちょっと大変そうだけど、好きだから(あるいは勉強・経験になるから)
   やってみたいという仕事

□ 報酬はあまり期待できないけれど(ボランティアみたいなものだけど)、
   経験を積めば報酬が上がることも期待できる仕事

□ 意外に自分の専門性を活かせる(他の人にはなかなかできない)仕事

のいずれかだと思っています。特に3つめは、意外と見つけにくい(気づき
にくい)ものなので、普段から考えておくといいのかもしれません。



今日の記事作成時間は43分でした。
では、また明日!


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Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0)

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