『優先順位で悩むよりも目の前の仕事を取り除く』
こんにちは。水口です。
最近、この本を読みました↓
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松本人志 仕事の流儀(ヨシモトブックス)
イースト・プレス(2011-06-28)
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NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』という番組で昨年10月に放送された、
松本人志さんの回の未収録分を含めたインタビューを書籍にしたものです。
その番組も見ましたが、私は番組そのものよりも本の方が面白かったです。
本の装丁の割には内容が少ない(ページあたりの字数が少ない)とはいえ、
番組でのインタビューに比べれば内容は濃いです。
「なるほど、こんなこと考えながらやってるんだ」という発見や笑える話が
載ってますので、松本人志さんに興味のある方はぜひご一読を。
その本のなかに、『優先順位で悩むよりも目の前の仕事を取り除く』という
見出しで、こんな文章がありました。
(『』内は引用です)
『 仕事がいっぱいたまってるときというのは、言ってみれば、いろんな敵に
周りを360度、取り囲まれてるみたいなもんだと思うんです。大事なのは、
その「敵」を一個一個縦につなげていくことですね。今日はまずこれを解決
して、明日は、また別のやつを解決して……。そういうふうに一つひとつ
確実に倒していくのが、実は一番の近道なんです。
机の上に書類が積み上がって、どこから手をつけていいのかわからなく
なっているという人は、優先順位を迷っているうちに、結局どれも片づか
ない悪循環に陥った場合がほとんどでしょう。そういう人は、ガッツさんを
見習って、まずは「目の前の敵」から、「一人ひとり」確実に倒していけば
いいんだと思いますよ。』
(72〜73ページより引用)
この感覚、私もわかります。
仕事が積み上がっていて、「あれもやらなきゃ。でも、これもやらなきゃ」と
焦る状況のことを私は『あれもこれも症候群』と呼んでますが、その状況を
脱することって、効率の面でも、精神的な余裕の面でも大事なことだと
感じています。
・・・で、この話がなぜ『ガッツさん』と関係あるかというと、上記の記述の
前に、こんな話があったんです。
(『』内は引用です)
『 たまってしまった仕事を片付けていくコツですか? それはやっぱり、
ガッツ石松のケンカ必勝法と同じじゃないですか(笑)。
以前にガッツさんがどっかで言ってたんですけど、大勢を相手に一人で
ケンカするときって、周りを囲まれたら絶対に勝てっこないから、そいつら
を狭い路地に誘い込んで、一人ひとり順番に倒していくのが一番効果的
らしいんです……。実は、僕が仕事を片付けていくときのイメージって、
それにけっこう近いんですよ。』
(71〜72ページより引用)
ガッツさん、何をしてるんですかって感じですが(笑)
ボクサーになる前の話ですかね?
で、ガッツさんの話は置いておいて・・・。
「あれもこれも・・・」といろいろな仕事に目移りしてしまう状況や、
ちょっと手をつけては、今度は別の仕事にちょっと手をつけるような
状況は、(自分自身は)忙しく働いているつもりだけど、実際には
あまり仕事が進んでいない・・・という結果になりがちです。
たとえば、メールなんかもそうです。
受信したメールを次々開いて、「どれから返事しようか」と迷うよりも
「1つ開いて1つ返信」「返信してから次を開く」とした方が、かえって
効率的になる場合が多いです。(未処理のものをうっかり残してしまう
リスクも減ります)
松本さんのいう『一個一個縦につなげていくこと』というのは、
私の場合「タスクを書きとめること」であり、特に「タスクを実行日を
決めて書きとめること(その日付に書くこと)」に該当します。
「これは明日」「これは明後日」と振り分けてしまうことで、
タスクを『縦につなげていく』ことになるわけです。
また、組織のなかで仕事をしていると特に、細かいものも含めたタスクの
数は多くなりがちです。それをうまく整理するためには「書きとめる」ことは
必須だと感じています。
注意点としては・・・
タイトルにも拝借した『優先順位で悩むよりも目の前の仕事を取り除く』と
いうのは、一歩間違うと「重要な仕事を放ったらかして目の前の仕事に
追われること」になってしまう場合もあります。これはよくないです。
そうならないようにするには、全体が見えていることが必要。そのためにも、
私は「書きとめる」ことがとても重要だと感じています。
今日の記事作成時間は35分でした。
では、また次回!
Posted by 水口和彦 at 23:55│Comments(0)│TrackBack(0)
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