「私に務まるだろうか」という、自信なさげなリーダーが最後は勝つ!?
こんにちは。水口です。

TBSラジオの「Dig」に
出演してきました。
← これは番組特製ティッシュです。
(出来たばかりみたい)
※ ちなみに番組HPはこちら↓
Dig | TBS RADIO 954kHz
今日の放送では
・ 「忙しいリーダー」はコミュニケーションの問題に悩むことが多い。
・ 「自分が忙しいせいで部下の仕事を見れていない」などの
ある種の罪悪感を感じている人も多い。
といった話をしました。
それを(あまり負担にならないように)解消しようというのが、私の本
「部下を持つ人の時間術」のテーマでもあります。
・・・で、昨日の放送で話をしながらあらためて思ったのですが、
・周りに(部下にも)気をつかう人がリーダーになると、忙しさのなかで
「部下の面倒を見られない」という罪悪感を感じたりする。
・同じ状況でも、「うまくいかないのは部下が悪い」と思う「俺様上司」は
罪悪感を感じない(←多少は感じるかもしれませんが)。
という状況って、何だか不公平というか、割り切れない感じがしますね。
でも、これってよくある話でもあります。
私は個人的には、前者のリーダーの手助けをしたいと思ってますし、
今回の本もそういう意図で書いています。
「部下を持つ人の時間術」でも、ちょっと書いたと思いますが、私は、
リーダーになって「権力を振るえる」と喜ぶ人(上記後者のタイプ)よりも
「私に務まるだろうか」「自信がない」(上記前者のタイプ)という人の方
が、長期的に見ればいいリーダーになれると信じています。
「私にリーダーをやらせろ!」という人よりも、「私に務まるだろうか」という
人の方が、良いリーダーになる素養があるということです。
「リーダーが傲慢になる」こと自体は、必ずしも悪いとは思いません。たとえば
スティーブ・ジョブズ氏のように高い理想を実現して、傲慢とも取れる行為に
及ぶ人もいるでしょう。
でも、「うまくいかないのは部下のせい」と我が身を振り返ることのない人や、
「人を動かす」ことそのもので自尊心を満足させようとする人などが長期的に
成果を上げ続けることは、あまり無いように思います。
(数年単位では組織内で良いポジションを占めることはありますが・・・)
十年以上、あるいは退職した後も含めて考えれば、「私に務まるだろうか」と
思うタイプの人が勝つと思います(成長するという意味で)。
ただ、いい人過ぎる人、ずっと自信が持てない人、ストレスをためすぎる人は、
その過程でつぶれてしまうこともあります。
つぶれて(つぶされて)しまわないためには、リーダーとしてうまくいかないとき、
失敗の原因を自分の「能力」や「人格」に帰属するのではなく、「やり方」の問題
だと考え、「やり方」を変えることが重要です。「今後気をつけよう」という反省
だけでなく、具体的なやり方を変えることが必要だということです。
今回の本は、その「やり方」を提案するというスタンスで書いています。
身近に「私に務まるだろうかタイプのリーダー」がいる人は、機会があれば
すすめてみてください。もちろん、「俺様上司」タイプの人にも読んでほしい
のですが、そういう人はなかなか読もうとはしないでしょうねえ・・・(汗)
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著者:水口 和彦
実務教育出版(2011-09-17)
販売元:Amazon.co.jp
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今日の記事作成時間は35分でした。
では、また次回!


Posted by 水口和彦 at 02:00│Comments(0)│TrackBack(0)
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