よくまとまった自己啓発本、という感じ ・・・ 「夢のリスト」で思いどおりの未来をつくる!
「夢のリスト」で思いどおりの未来をつくる!
ブライアン・トレーシー (著), 門田 美鈴(翻訳)
今回は、
「カエルを食べてしまえ!」、「頭がいい人、悪い人の仕事術」
のブライアン・トレーシー氏の本が出たので、
取り上げてみます。先月発売された本です。
(上の本の写真をクリックすると、amazonのレビューも読めます。)
著者の言う『夢のリスト』とは、
(『』内は引用です)
『ステップ1 自分のビジョンを作る
ステップ2 自分へのミッションを書き出す
ステップ3 自分の夢のリストをつくる
ステップ4 目標のリストをつくる
ステップ5 リストの中で、一番メリットのあるものを選ぶ
ステップ6 目標達成のためのプランをつくる
ステップ7 プランにもとづいて動きだす 』
(32〜38ページの節タイトルから引用)
というステップで使うリストのことです。
目標は、1つずつカードに書いて持ち歩くと
効果的だ。とも述べられています。
これを読んで、「似たような話聞いたことあるなあ・・・」
という印象を持ってしまいました。
他の人の本を読んで、すでに実践している人は
あまり読む必要ないと思います。
否定的なことを言ってしまいましたが、
行間から、パクリ本でないことは伝わってくる本です。
著者が実際に使っていたノウハウであり、
そのおかげで成功していることが伝わってきます。
(私は著者のバックグラウンドが見えたのが
興味深かったです。)
という「夢リスト」ですが、実はこれについて
書かれているのは1つの章だけです。
この本も上の2冊と同様に、章が多いです。
全部で13章あります。。
10章が時間管理的な内容が書かれている章で、
「カエルを〜」のダイジェスト的内容です。
章は多いですが、174pにまとまっている薄めの本です。
ノウハウを絞り込んでコンパクトにまとめているので、
分厚い自己啓発書を読むよりも、かえって効果的かも
しれません。
上記の章タイトルを見て、興味を持った方は
ぜひ読んでみてください。
自己啓発書として、1200円の価値はあると思います。
中途半端な成功法則本を読むよりも、
この本を読むことをおすすめします。
本の評価
For フレッシュマン ☆☆
(よくまとまった自己啓発本です。)
For バリバリ時間管理人 ☆
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(余談です・・・成功法則本について )
2002年に出版された、神田昌典氏の
非常識な成功法則という本は
独創的でとても面白い本です(当時衝撃を受けました)。
そして、この本がヒットした後、
○○の成功法則
という本が異常に増えています。
これらの、タイトルをマネしたっぽい本には、
・タイトルと中身が一致していない。
・単純に中身が面白くない。
という傾向があります。残念なことですが・・・。
「成功法則」本を読もうと思っている人は
ちょっと注意して選んでみてください。
(もちろん、中には良い本もあります。)
・・・と、ここまで書いてたら、
気になってきたので、調べてみました。
↓ amazonで検索した、「成功」「法則」の両方が
タイトルに含まれている本の数です。
(クリックするとグラフが大きくなります。)
現在は
第2次「成功法則」ブーム・・・
ですかね?
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
熊谷正寿 (著)
時間管理術に関連した本の中で、
最近一番売れた本ではないでしょうか?
Amazonのレビューでは色んな言われ方をしていますが・・・、
(↑ 写真をクリックすると見れます。)
断言してしまいましょう・・・。
この本は時間管理について書かれた本ではありません。
(時間の節約や活用方法については書かれています。)
この手帳のリフィルも販売されているのですが、日々の時間管理
の部分はフランクリンプランナーと同タイプです。(日々のシート
自体はフランクリンプランナーの方が使いやすいかも・・・。)
ついでに・・・
手帳について興味のある方は、私の別ブログ(→)も
参照してみてください。
と、言ってもこの本の価値が下がるわけではありません。
主に夢・目標を達成するための方法について述べられた本です。
そのために手帳を使うことの効用について熱く語られています。
熊谷さんは、手帳に色んなものを凝縮されてますので、
この本を一読しただけでは、「ついていけない・・・」
と思う方もいるかもしれません。
でも内容は非常に良いので、飛ばし読みでも拾い読みでもいいので、
とにかく読んでみてください。
特に、「夢・人生ピラミッド」は自分で一度書いてみることを
おすすめします。
「ソースの車輪」
ソース―あなたの人生の源はワクワクすることにある。
と似ているのですが、「ピラミッド」の方がもっと書きやすい
と思います。
落書きのようなものでもいいので、一度書いてみると、
あなたの中で何かが変わるかもしれませんよ。
全体の構成は・・・
手帳で夢を実現するという内容で章が3つ、
仕事術、勉強術、情報整理術関係や、
時間の作り方、経営についての考えなどの
章が4つという配分になっています。
と、なっています。後半部分にも色んなヒントがあり、
おすすめの本です。
余談ですが・・・
熊谷さんは、大変なスクラップ魔のようです。
スクラップなんて絶対しない堀江社長と対照的ですね。
あなたはどちらのタイプに近いでしょうか?
本の評価
For 時間管理の初心者 ☆☆☆
For バリバリ時間管理人 ☆☆☆
For 今忙しすぎて困っている人 ☆
For 自分の生き方を見直してみたい人 ☆☆☆
タイトルに難ありだが・・・ 「人生を豊かにする時間術」
人生を豊かにする時間術
アーノルド・ベネット (著), 北沢 あかね (翻訳)
時間管理の本だと思って読むと肩すかしをくらいます・・・。
この本は、時間の有効な使い方について初めて論じた本と
言われているようです。
この本に収録されている 「一日二十四時間でどう生きるか」 が、
刊行されたのは100年以上前だそうです。
著者のベネット氏は、小説や評論を書いていた方だそうです。
非常に多作家だったそうです。相当な仕事好きだったのか・・・?
で、この本を最近読みました・・・
今読むと、むしろ自己啓発書に近い内容ですね。
いかにして有意義に人生を過ごすか、について主に書かれています。
100年前にも、
『漠然とした焦燥感』を持ち、
『仕事以外にも何かを達成したいという願い』を持った人達が、
『実際もっと時間があればやりたいと常々思っていることを
日々やり残している』
(『』部は32ページ、35ページからの引用です。)
という思いを持っていたんですねえ・・・。
現代と変わらんやんか・・・と思いました (^_^;)。
気に入った一文を引用します。
『実行計画を書きだせば理想は達成できると思っているの
だとしたら、そんな甘い考えはただちに捨てることだ。』
(32ページ 13行目)
今は、目標を立てることが注目されているような気がしますが、
継続していくことの方が重要だということでしょうか。
他にも、計画を欲張りすぎないことや、継続は力なり!的なこと
についての戒めが書かれています。
という感じで、この本を読むことで、一歩一歩着実に
何かをやり続けることが重要であると感じます。
一足飛びに物事を成し遂げようと考えてしまうことに対しての
警句ですね。
何か(特に勉強関係)を始めてみようか!と思っている人は
読んでみるといいかもしれません。
そんな感じの本です。
(ちょっとだけ文句を言います・・・)
この本の「〜時間管理術」というタイトルは、出版社が無理やり
付けた感じです(何でも「術」ってつければいいと思ってる?)。
「一日二十四時間でどう生きるか」 というタイトルの本だと
思った方が納得いきます。
こういうタイトルのつけ方は好きではないですね・・・。
最近のビジネス書や自己啓発書はタイトルと中身が一致してない
ものが多すぎます(タイトルと一致してても、中身がひどい。
という本もありますが・・・(^_^;) )
この本の場合は、中身はいいですから許せますけどね。
・・・ちなみに、このブログもタイトルに「術」って
入っていますが、マジメにやっていきますから、
ぜひ応援してください・・・(^_^;)
この本は他に「結婚生活」「友情と幸福」が収録されています。
どちらも人生論のようなものです。
本の評価
For 時間管理の初心者 ☆☆
For バリバリ時間管理人 ☆
For 自分の生き方を見直してみたい人 ☆☆
For 起業家志望だが何からやったらいいの?という人 ☆☆☆
そういや、ブログもタイトルと中身違うの多くないですか・・・?
それは別にいいか・・・。
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