時間管理術の8つめの嘘!(2)
こんばんは。水口です!
「時間管理術の8つめの嘘」 続きをいってみたいと思います。
前回は、時間管理をやるためには、
「追い込まれないとなかなかやる気が出ない。」
という性格を直さないといけない・・・ というのは嘘。
という話でした。
・性格を直そうと思うのは間違い
・性格を変えなくても、簡単に直せる方法がある
ということでしたね。
今回はこれについて、考えてみます。
さて・・・
「追い込まれないとやる気がでない」ために、
期限がせまってきてから、その仕事を始めてしまう。
これは、必ずしも悪いこととは限りません。
しかし、実際に、こんなこともありますよね・・・
期限がせまってきてから、手を付け始めたために、
ギリギリまでかかって、バタバタしてしまう。
これでは、困りますね。
なぜ、こうなってしまうのでしょうか?
実は、ここにひとつカン違いがあったのです。
本当の問題は、
「追い込まれないと、やる気がでない」 ことではなく、
「追い込まれていることに、気がつくのが遅い」 ことなんです。
・・・ちょっと、ややこしいですかね。 考えてみましょう。
「追い込まれないと、やる気がでない」 という人でも、
期限にバッチリ間に合うように、仕事が終わることもあります。
逆に、ギリギリまでかかって、バタバタしてしまった。
長い残業をして、なんとか間に合わせた。 なんてこともあります。
この差は、どこにあるのでしょうか?
私自身の経験を振り返ってみると、いちばん多かったパターンは、
こんな感じでした・・・
仕事Aは水曜日の朝から始めれば、間に合う、と思っていた。
しかし、水曜日にはもうひとつ、仕事Bがあることを忘れていた。
結局、水曜日に両方終わらせないといけなくなって、バタバタになる。
これ、結構ありますよね (涙
他の仕事もあるので、スタートを切った水曜の朝には、
すでに手遅れになっていたわけです。
本当は、まだ追い込まれてないつもりの、火曜日の時点で、
スタートを切らないといけなかったわけです。
つまり、「追い込まれないと、やる気が出ない」 ことよりも、
「このへんから追い込まれる」 という読みに問題があったのです。
(余談ですが・・・)
先日、この話をしたときに、「北斗神拳みたい」と言われました。この例だと、
火曜日の時点で、「お前はもう追い込まれてる」 って言われますね (笑
さて、ちょっとまとめると、こういうことです。
「いつも期限まぎわになって、バタバタしてしまう」 というのは、
「追い込まれないと、なかなかやる気が出ない性格」 のせいというよりも、
「自分の仕事の全体を、つかめていないこと」 が原因であることが多い。
ということなんです。
もちろん、「追い込まれ感」が上がってくる前に、
仕事を片付けてしまう方が、理想的ではあります。
でも、「自分は、追い込まれないとなかなかやる気が出ない」
ということ自体を、否定しなくてもいいんです。
これは裏返せば、「自分は、追い込まれるとすごくチカラを発揮できる!」
ということです。決して悪いことばかりではありません。
「追い込まれないと、なかなかやる気が出ない」 ことを気にするよりも、
「どこから始めればいいのか」 ということを意識するようにしましょう。
そして、そのためには、「性格を変える」 必要はありません。
「やり方」を変えるんです。
その「やり方」については、
KKJ (カンタン!効果的な!時間管理術)と、
KKJ 2.0 (KKJの続編です)も参考にしてみてくださいね。
さて、今日の話はどうだったでしょうか?
「性格は直さなくていい」 というのには、
ホッとした方も、結構多いかもしれませんね。
時間管理や、セルフマネジメント全般に言えることですが、
自分の性格を変えようと思っても、なかなかうまくいきません。
それよりも、「やり方」 を工夫して、簡単にできるようにする方がいいと、
私は考えています。
「なるほどー。ちょっと安心した。」 と思った方は、
自分の「やり方」についても、考えてみてください。
おっと、その前に↓こいつのクリックをおねがいします!
挫折しにくい時間管理について、もっと詳しく知りたい方は、手前ミソですが・・・
「 超カンタン!時間管理術 」 も、参考にしてみてください!
時間管理術の8つめの嘘!(1)
こんばんは。水口です!
今回は久々に、「時間管理術の7つの嘘を暴く!」 に関連した
話をしようと思います。
時間管理術の7つの嘘 というのは、このブログで昨年書いた記事です。
よく言われている時間管理術の矛盾や、問題点について書いた、
私の「原点」的な記事なんです。
もちろん、実際に私が悩んだり考えたりしたことが、ベースになっています。
涙なくして読めない・・・というのは、ウソですが (笑
このブログの中でも、特に評判がいいシリーズです(これはホントです)。
そして今回、これに「8つめの嘘」を追加することにしました。
この「8つめの嘘」も、私が長い間、誤解していたことです。
さて、その8つめの嘘とは・・・
例えば、あなたは時間管理について、こんなイメージを持っていないでしょうか?
「自分は、いつも期限まぎわになって、バタバタしてしまう」
「それは、追い込まれないと、なかなかやる気が出ない自分の性格のせい」
「時間管理をちゃんとやるには、この性格を直さないといけない」
私は以前、時間管理の話を聞くたびに、そう思っていました。
そして、
「ちゃんと計画性を持ってやらなくっちゃ」
毎回そう思ったものです。
・・・毎回そう思った?
ってことは・・・、結局それは、直らなかったということでは・・・(笑
そうなんです。
追い込まれないと、なかなかやる気が出ないっていう性格は、
そう簡単に直るものではありません。
実は、それを直そうと思うのが、間違いなのです!
性格を直そうなんて、難しいことにチャレンジするよりも、
もっと簡単な方法で、時間管理はうまくいくのです!
時間管理術の8つめの嘘は、こうです。
時間管理をちゃんとやるためには、追い込まれなくてもやる気が出るように、
自分の性格を直さないといけない、というのは・・・嘘!
そういうことだったんです。
さて、話はちょっと戻って・・・
あなたは、自分の仕事や生活の中での出来事を振り返って、
「自分は、追い込まれないとなかなかやる気が出ない。」
って感じているでしょうか?
この質問に 「YES」 と思った方、安心してください。
先日、私が講演したときに、参加していただいた方にも聞いてみました。
その結果は・・・、ほとんどの方が「 YES 」でした。
その結果に、私もちょっと安心しました・・・(笑
でも・・・、
「追い込まれないとなかなかやる気が出ないせいで、失敗したなあ・・・」
という経験をお持ちの方も多いと思います。
私も、過去にそういう経験はたくさんしてます。
もちろん、そういう経験をしないようにするのは、大事なことです。
私が言いたかったのは、
・それを性格から直そうと思うのは間違い
・性格を変えなくても、簡単に直せる方法がある
ということだったんです。
では、その方法とは、なんでしょうか?
それは・・・
次回に続きます (笑
「 えー、気になるよ・・・」 と思った方は、
ぜひ↓こいつをクリックして、次回までお待ちを!
久々の「嘘シリーズ」は、書いてて楽しいですね。
なんでだろ・・・?
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