夕刊フジに記事掲載されました +サービス残業「まったくない」職場が過半数な件
こんにちは。水口です。
先日(2/2)の『夕刊フジ』に「今年こそ残業をなくそう」という記事が
掲載されました。一面分使った、割と大きな記事で、こんな感じ↓です。
私の写真も小さく載ってます(汗)
記事の内容は、アポイントメントとタスクの
管理についての話が主です。
下の方に「王様の時間術」の写真も載って
います(プレゼント企画で)。
アポイントメントやタスクの管理については、その王様の時間術↓をはじめ
として、いろいろ紹介してるので、今回は置いておくとして・・・
サービス残業に関する調査結果が同記事にありました。
(東京都産業労働局のデータです)
―――――――――――――――――――――
サービス残業
まったくない 50.9%
一部の職場にあると思われる 33.2%
多くの職場にあると思われる 4.4%
わからない 9.5% 無回答 2.0%
―――――――――――――――――――――
持ち帰り残業
まったくない 57.9%
一部の職場にあると思われる 22.6%
多くの職場にあると思われる 0.7%
わからない 16.0% 無回答 2.8%
―――――――――――――――――――――
サービス残業が一部の職場(33.2%)や、多くの職場(4.4%)にあるという
回答は、これでも昔(たとえば10年前)に比べて減っていると思います。
(昔は割と当たり前にありましたので・・・)
「まったくない」という回答が過半数を超えているのは、個人的には進歩だと
感じます。サービス残業のない職場は、徐々に増えているのではないですかね。
ただ、少ないとはいえ、4.4%は「多くの職場にある」と回答しているわけで・・・
こういう会社は(昔よりも)まずい状況になりつつあります。サービス残業を放置
する企業が(全体における)比率として少なくなればなるほど、その一部の企業
への風当たりはきつくなっていくでしょうから。
※ 毎年1000社以上の企業が労働基準監督署からの是正指導を受け、
合計100億円以上の不払い残業が指摘されているのは事実。
いつ自分の会社がそうなるか、わからないですよ・・・。
(以下はほぼ余談:持ち帰り残業について)
「持ち帰り残業」については、「まったくない」という回答がさらに多いですね。
でも、実際のところ、(他の職場を含めて)持ち帰り残業がないとは、なかなか
言い切れものです(「わからない」という回答が多いのもそのためでしょう)。
それでも、「まったくない」と言える人の多くは、そもそも、職場からデータを持ち
出せない環境にあるんじゃないですかね。これだと、そもそも持ち帰り残業は
ほとんど出来ないですから。(実際、そういう職場はかなり増えています)
これは情報漏えい防止の意味だけでなく、「自宅では仕事できない」と割り
切れる(あきらめがつく)という面でもいいかもしれません。もちろん、持ち帰れ
ないから、ますます(職場で)長時間残業する・・・ということでは困りますが。
今日の記事作成時間は31分でした。
では、また次回!
残業時間を過少申告した人は27.6%
こんにちは。水口です。
残業、特にサービス残業について、見逃せない数字がありました。
(『』内は引用です)
『 連合総研が20代から50代の民間企業に勤める男女793人を対象に調査
したところ、残業手当の支払対象であるにもかかわらず、残業時間を会社に
少なく申告した人が27.6%いたことがわかった。過少申告した時間は、平均で
月17.7時間だった。』
『 申告しない時間があった人に、その理由を尋ねると、「自分自身で調整した
から」という人が81.8%とほとんどを占め、「上司から調整するように言われた
から」という人は11.7%にとどまっている。
なぜ自分で調整したのか尋ねると、「働いた時間どおり申告しづらい雰囲気
だから」が41.1%で最多。「なんとなく申告しなかった」18.8%、「残業手当に
限度があるから」15.2%、と続いている。
また、所定労働時間を超えて働いた人に、その理由(複数回答)を尋ねたと
ころ、「突発的な仕事があるから」(43.1%)、「人手が足りないから」(39.8%)
に次いで、「自分が納得するように仕事を仕上げたいから」(33.3%)が上がっ
ている。』
(下記記事より引用)
■ 残業時間の過少申告
残業を実際よりも少なく申告している人が、27.6%いる。
この数字を多いと見るか、少ないと見るかは意見が分かれるかもしれません。
(昔はもっと多かったはずなので・・・)
しかし、過少申告している人(サービス残業している人)が3割弱いるという
のは、実際のところ・・・かなりまずい状況です。
上記の記事にあるように、過少申告している人の多くが自主的にそうしている
としても・・・労働基準監督署の指導が入れば「自主的にやってるから」という
言い訳は通用しません。
実際、企業や自治体において未払い残業(サービス残業)が発覚し、支払うよう
是正指導を受けたというニュースを調べてみると、新聞に載っているケース、
つまり金額が比較的大きいケースだけでも、毎月数件あります。
一旦調査が入ると、パソコンの使用履歴やメールの履歴まで調べられてしまう
ケースもあるほどで、調査はなかなか厳しいようです。
「昔はもっと大らかだったのに・・・」と思う人もいるかもしれません。実際、私の
サラリーマン経験を振り返ってみても、昔は今のように、サービス残業に対して
あまりうるさく言わなかったものです。その頃は、私も自主的にサービス残業を
していました。
それが変わってきたのは、この10年以内、特に5年前くらいからの話です。
大企業では、すでにサービス残業をさせない方向に変わってきたところも
ありますが、全体としてはまだまだというのが現状。あと数年は未払い残業
のニュースが途切れないんじゃないかな・・・という予感がしています。
(もちろん、それは決して良いことではないのですが)
■ 2つのサービス残業
上記の記事には、「過少申告してしまう理由」がいくつかあげられてますが、
実際のところ、理由は二種類に分かれると思います。
ひとつは、管理職や経営者が「(申告上の)残業時間を規制している」こと。
「無言のプレッシャー」的なものも含めてです。これはもちろん良いことでは
ありません。
そしてもうひとつは、従業員サイドで申告時間を調整していることです。
私のサラリーマン時代の実感として、こちらのケースもあると思います。
たとえば・・・
集中してやれば2時間で終わる仕事だったんだけど・・・ 同僚としゃべり
ながら仕事したり、仕事と関係ないネットを見ながらやっていたら、3時間
かかっちゃった・・・。こんなときには(帰る時間が3時間に相当したとしても)
「実質2時間だよな」と思いつつ、2時間としてつける。
そんな、言わば「ダラダラ残業」的なものも、いくらかあると思います。
アンケート調査などでは、なかなか言いにくいことなので、回答としては
上がってきませんが、こういう理由の残業もそれなりにあると思います。
あるいは・・・
残業をあまりつけられない(そうすると会社に迷惑がかかる)ことは
分かっているけど、もう少し時間をかけて仕事をしたいので残業する。
いくらか「自己満足」的な部分がある仕事なので、そのすべてに残業
代を請求するのも気が引けるので、少なめに申告する。
そんなケースもあるはずです。自分なりのバランス感覚で調整して
申告しているという感じです。
実際、私も昔はこの両方の過少申告をしたことがあります。
(昔の話ですが)
■ 従業員サイドも理解が必要(理解してもらうことが必要)
これらの残業時間の申告については、管理職サイドと従業員サイドで
意見が分かれることがあります。
最初の「上司が部下に過少申告させる」のは、もちろん問題ですが、
後者の「自主的に過少申告する」方は「別に問題ないじゃないか」と
いう人が、従業員サイドに結構多いのです。
「自分の都合や、自分のこだわりで増やしてしまった残業はつけない」
というのは、従業員側の姿勢としては立派だし、私も共感するところが
あります。しかし・・・ひとたび(労基署に)調査に入られてしまえば、そう
いった言い訳は通じません・・・。
最悪の場合、(従業員サイドで)自分が良かれと思ってやっていたことが
会社に迷惑をかけることにもつながってしまう・・・。そういうことも充分
あり得るのです。
「(残業をつけてないから)遅くまで残っていてもいい」という考え方は
もう通用しない・・・と考えるべき。そんな状況になっているのです。
個人的には、こういうタイプの本当に自主的なサービス残業は、したい人
にはさせてあげたい気がしますが・・・そうはいかないのが現状です。
このあたりが、いまひとつピンときていない人(昔ながらの感覚でいる人)
は、まだまだ多いような気がします。
ですから、管理職の方は、「部下にサービス残業させない」のはもちろんの
こと、「自主的なサービス残業も(会社として)困ることになる」ということを
理解してもらうよう努めるべきではないですかね。
今日の記事作成時間は38分でした。
では、また明日!
「アピール残業」と「つきあい残業」
こんにちは。水口です。
今日は「残業」の話です。
■ 「アピール残業」って?
「アピール残業」〜なぜ残業は減らそうとするほど増えるのか
(プレジデント) - Yahoo!ニュース
「アピール残業」という言葉と聞いただけでも、言わんとしている残業の
ことは、なんとなく分かる気が・・・しませんか?
(『』内は引用です)
『 今年4月、改正労働基準法が施行された。その目玉は、労働者に支払われ
る残業代の割増率を一部引き上げた点である。
これまでは、会社側に25%増しの給料支払いが義務づけられてきた残業代。
今後、大企業に対しては、月に60時間を超える残業について50%の割り増し
が法律で義務づけられた。違反すれば、経営者に最高で懲役6カ月の刑が科
される労働犯罪となる。
大和総研でコンサルティング業務を担当する社会保険労務士の廣川明子
氏は、この改正について「ワーク・ライフ・バランスが取れた社会を実現するた
めに、長時間労働を削減することを目的としたもの」と説明する。
30歳男性の約2割が、週60時間以上働いている統計があり、この数字は
ここ10年ほど変わっていない。これは、5人に1人が、平均して毎日4時間
以上残業していることを意味する。今回の改正により、従業員を長時間働か
せることは、会社にとってさらなる金銭的な負担の増加となる。結果、めでた
く残業時間の減少となるだろうか。
「根本的な解決にはならないだろう。企業は、『余分にお金を払うのだから
残業させてかまわない』と思うかもしれないし、労働者も、『お金をたくさん
もらえるなら残業しよう』という考えも当然出てくる」(廣川氏)』
(上記記事より引用)
とあります。
私が見聞きしている範囲では、さすがに50%という割増率はある程度の
影響がありそうだ・・・とは感じていますが、それで根本的な残業削減ができ
るとも思えない。そんな微妙な感じです。
記事はこう続きます。
『 そもそも、なぜ残業はなくならないのだろうか。長時間の残業は、経営側に
とっては人件費の上昇につながる。労働者側にとっても、健康への影響やプラ
イベート時間の減少などデメリットは多い。それでもなくならない残業問題の根
にあるのは、「働かせたい」使用者と「働きたい」労働者の利害が、妙に合致し
てしまっている現状だ。
「私は『アピール残業』と呼んでいるが、会社に遅くまで残っていることが、勤勉
で優秀で格好いいとの風潮がまだまだ根強い。周りが残業していると、早く帰
ろうにも帰りづらい空気になってしまう」(同)
遅くまで会社に残っていることは、仕事に真剣に取り組んでいることを上司
にアピールする有効な手段でもある。近年進んだ成果主義の賃金制度が、
アピールのための残業を増やしている可能性もある。
「人事評価の要素に『業務効率性』を加えて、定時で帰る従業員を高く評価す
ることも必要だろう」(同)』
(上記記事より引用)
記事にある『「働かせたい」使用者と「働きたい」労働者の利害が、妙に合致して
しまっている現状』は、確かにあるのですが、現状はもう少し複雑。上記の認識は
少し古いように感じます。
というのは、長時間の残業はコンプライアンス上の問題にもからんでくるので、
使用者側も慎重になりつつあるのが現状だからです。『「働かせたい」使用者』と
いう、紋切り型の認識はちょっと古い気がします。
※ とはいえ、これはまだ過渡期。中小企業ではそこまで気を配れていない
ところも多いですし、業界によっては「長時間残業当たり前」のところも
まだまだ多いというのが実感ではありますが。
それはそれとして・・・ 「アピール残業」という言葉は、面白いですね。
私は「ムダな残業(がんばれば減らせる残業)」を、
―――――――――――――――――――――――――――――――
□ つきあい残業 (周りの目を気にして「帰りにくい」残業)
□ なりゆき残業 (仕事の段取りが悪くて「帰れない」残業)
□ 定時から本気モード (定時後にじっくり仕事したい「帰らない」残業)
―――――――――――――――――――――――――――――――
の3つに分類しています。
「アピール残業」は、この「つきあい残業」と似ています。ただし、「アピール残業」と
「つきあい残業」がイコールというわけではないと思います。「つきあい残業」には、
アピールとはちょっと違う、「遠慮」というか「空気読み」のような残業もありますし、
「部下が心配だから」という残業もありますので。
「つきあい残業」=「アピール残業」+「空気読み残業」+「心配残業」+・・・
という感じでしょうか。
■ アピール残業を減らすには?
上記記事では 『定時で帰る従業員を高く評価することも必要だろう』とあり
ます。確かに、そういう見方も必要かもしれません。
ただ、「もともと定時で余裕の人」と、「残業を減らして定時で終わらせた人」
を同列に評価することになってしまうなど、難しさもあると思います。たとえば、
「悪い意味で要領が良い」人が高く評価されるようになってしまうと、全体の
モラルの面で悪影響が出ないとも限らないわけです。
ですから私は、まずは「長時間残業したことを評価する」という傾向を無くす
ことだけでも始めるべきではないかと感じています。
仕事で遅くまで残った人のことを「がんばってくれている」高く評価したくなる
気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるもの。でも、それは少し見直す必要が
あると考えています。
もう少し具体的に言うと、残業してがんばった人を「ねぎらう」のはいいけれど、
それと「評価」は別だと考えるべきだ・・・ ということです。
遅くまで仕事をした人を「ねぎらう」気持ちを持つのは当然のこと。この気持ち
を否定すべきではないでしょう。でも、それと評価を結びつけるのは、組織と
しても、相手のためにも、本来は良くないことなんですよね。
では、これを実践するためには何が必要か・・・ といえば、
これはすごく単純に「管理職がいかに部下の「仕事」を評価できるか?」と
いう点にかかってくるのではないでしょうか?
(残業を含む)「勤務態度」的な部分を評価するのは、結構簡単なこと。
それよりも仕事の内容を評価することの方が難しいものです。
厳しい言い方をすれば「残業してがんばっている」ことばかり評価するのは、
上司の怠慢。それ以外の、特に「仕事の内容」を評価しろという話です。
(これって意外に難しいし、充分できている自信のある人は少ないでしょう)
逆に部下は、残業でアピールするのではなく、仕事の内容でアピールしろと
いうことになりますが、それも上司の評価に影響されますからね・・・。まずは
上司にがんばってもらうべきだと考えます。
そのためにどうすればいいか・・・というと、いろいろあるかもしれませんが、
私は「上司はメモ魔になるしかない」と考えています。
記憶を頼りに評価していると、どうしても残業や勤務態度の印象が強くなり
がちな傾向があるように感じています。仕事の内容についての評価を深める
には、気づいたことをメモしておく習慣は必須だと感じます。
このへんの話は奥深いので、またの機会に踏み込んでみます。
以前にwisdomの連載で『部下のページ』という小技を紹介しましたが、
こちらも参考になるかと思います↓
(NECの「wisdom」というサイトです)
忙しい上司のための、手帳を使ったコミュニケーション術 : 忙しいビジネスパーソンのための手帳術
〜タイムコンシャスなビジネス習慣づくり〜 | Wisdom
今日の記事作成時間は55分でした。
では、また明日!
「空気読めない」くらいが、ちょうどいい?
こんにちは。水口です。
突然ですが・・・ 「KY」って何の略か知ってますか?
■ 昔からある「KY」とは?
「KY」 と聞いて、連想するものは・・・?
私の場合は「危険予知」です。
K(危険) Y(予知) で「KY」 なんです。
英語じゃなくて日本語のままアルファベット化するところが、
「現場」で使われている言葉っぽいですが・・・。
(私はこういうの結構好きです。5S(または4S)とかもそうですね)
「KY」= 危険予知 というのは、製造業では割と一般的な
キーワードです(他には建設関係でも使われているみたいです)。
「KY活動(危険予知活動)」の中には、作業の中に潜む
危険要因について、シミュレーション的に考えてみる活動もあります。
短時間のミーティングで、危険要因を出し合い、予防策を考える。
という活動です。
私もやったことがあります。
正直・・・面倒だなと思ったこともあるのですが、実際やってみると、
危険要因を見つけ出す感性は個人差が大きいことがよく分かります。
(ですから、やるべき活動なんですよね。これも)
この「KY」については、いろいろ言いたいことがあるのですが、
今日はそれは置いておきまして・・・
もうひとつ「KY」があるんですよね。
■ 最近の「KY」は・・・?
最近流行り(というには遅いか・・・?) の「KY」は、
「空気が読めない(人)」
という意味だそうです。
(「空気読めよ」 という呼びかけにも使われるそうです)
空気を読むという言葉の使い方自体はずっと前からありましたが、
それがこういう略語になっているとは・・・最近知りました。
さて、この「KY」という言葉には、「空気読めないやつは困る」とか、
「空気読めないやつにはなりたくない」とかのニュアンスがあると
思うのですが・・・、ひとつ疑問があります。
「空気を読む」ことって、そんなに大事なんでしょうか?
と思いませんか?
もちろん私も、「場をわきまえない発言をする人」や「自己主張ばかり
強かったりする人」には「空気読んでほしいなあ・・・」と思うこともあります。
しかし、どちらかというと日本人は「空気読みすぎ」ではないでしょうか。
少し「読めない」くらいの方がいいんじゃないか、とも思うんです。
というのは・・・、
「空気を読まなくては」という思いが強いほど、その場の空気に
流されてしまいます。
空気を読みすぎると、言いたいことが言いにくく、やりたいことが
やりにくくなります。
例えば・・・、
・「今日は帰って勉強したいんだけど・・・」と思いながらも
職場の「飲みに行こう」という空気に負けて、
結局飲み会に参加してしまった。
・自分の仕事は終わったけど、上司を含めた周りの人が
残業しているので、なんだか帰りにくい・・・。
というのも、周りの空気に影響されているわけです。
飲み会も、残業も、自分の意志であればいいですが、
「空気」のせいで自分の行動を変えるべきではありません。
というのは正論ですね・・・。
実際に空気に反した行動を取るのは、少し勇気がいりますよね。
しかし、時間を上手に使うためには、そういう勇気を持ってほしいと
私は思います。
実際・・・、時間の使い方が上手な人には、
こういう「空気を読み方」はしない人が多いように感じます。
(本にこういう意味のことを書いている人も多いです)
「空気が読める」ということは、コミュニケーションの感性が高いと
いうことでもあります。それはとてもいいことです。
しかし、気にしすぎるあまりに自分の意志を曲げてしまうのでは
やりすぎです。
むしろ、「空気が読めない」ことを気にしないほうがいいんじゃないか?
「空気が読めない人」の方が自由なんじゃないか? とも思えます。
ついつい空気を読んでしまいがちな人は、「あえて空気を読まない!」と
意識するくらいが、ちょうどいいんじゃないですかね。 と私は思います。
(※ もともと読まない・読めない人は、そのままでいいです・・・。)
私はもっと「空気を読まない」人になりたいのですが、
ついつい空気を読んでしまっている瞬間ってありますね。
どちらかというと、そういうタイプが多数派じゃないですかね。
「読みすぎ注意!」ということで・・・
あ・・・でも、
「これ↓をクリックしてほしいなあ」
という空気は読んでほしいかも (笑)
↓
↑
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応援ありがとうございます!
今日の記事作成時間は60分でした。
では、また明日!
ネットとリスクとサービス残業
こんにちは。水口です。
今日は、ネットの使い方ひとつで問題になることも・・・という話です。
■ 「あっぱれさんま大先生」のファン・・・?
まずは、笑える(笑えないかな?)ニュースから。
こんなニュースがありました。
Yahoo!ニュース - ツカサネット新聞 - NHKに「あっぱれさんま大先生」ファン
どんなニュースかというと・・・
Wikipediaというサイトをご存知の方は多いと思います。
『ウィキペディア(Wikipedia)』というのは、「誰でも編集に参加できる」
ネット上の百科事典です。
「誰でも編集できる」わけですから、書かれていることに対して
100パーセントの信頼性があるわけではない、ということは
前提にしておかなければいけませんが、ちょっとした調べ物には
便利なサイトです。
最近、このウィキペディアの編集が、どんなIPアドレス経由で行われたか
が分かる「WikiScanner」というサイトがオープンしました。
(それがこのニュースの元ネタになっているわけです)
同ニュースからの引用です
『そのツールによると、2006年の6月から12月にかけて、
Wikipediaの「あっぱれさんま大先生」の項目が計18回、
NHK内のIPアドレスから更新されていた。具体的な更新
内容は、出演者情報の追加や放送時間の修正など細部に
わたっている。 』
これが本当にNHK職員によるものであれば、
「会社のPCから何してるんだ・・・」ということになるわけです。
その職員(だとして)は・・・「やっちゃった」で済むかもしれませんが、
NHKにとっては、困ったニュースです。ただでさえ風当たりが強いのに。
職場のPCを使って仕事に関係ないところにアクセスするのは、
それだけリスクが高いということになりますね。
■ 職場のPCを使ったネットへのアクセス
例えば、こういうことがあるとNHKとしても困るでしょうから、
社員のネット使用状況を調べる、ということになるかもしれません。
(現在でも調べているかもしれませんが、Wikipediaの編集は
スルーしているでしょうね・・・。)
また、こういうことは他の企業でも行われる可能性があります。
実際、すでに社員のネット使用状況をトレースしている会社もあります。
ですから、不用意なネット使用のリスクは高くなりつつあります。
私は、最小限(できれば全然しない)にした方がいいと思います。
これは、「仕事中は一切業務以外のことをするな」という使用者側に
都合のいい考え方を押し付けたいわけではなく・・・、
(もちろん契約ですから、常識の範囲で守ることは必要ですが)
私は「会社側に変な借りを作るべきではない」という考えを持っている
から、特にそう感じるのです。
こういうことです。
業務時間内に私用でネットを使う時間があると、その分、
会社に借りを作ることになります。
「そんなの、サービス残業で会社に貸しを作っているから、
相殺してお釣りがくるよ」 という感覚を持っている人もいると
多いますが・・・、これはあまりおすすめできません。
私も昔はそういう感覚があったのですが・・・、そうすると、
「サービス残業するのが当たり前」という意識になりがちです。
(借りを作っても気にならない人は別かもしれませんが)
結局、ダラダラ残業の原因のひとつになってしまう、というわけです。
残業を減らすためには、業務時間中の私用を減らすというのは、
心理的に案外重要なことだと思います。
きっちりけじめをつけた方が、スッキリしますしね。
※ また、何かの理由で会社とケンカすることになった場合に、
自分に不利になる材料を作らないという意味もあります。
例えば、変な話ですが・・・もし自分が過労で体調を崩し、
その労災認定でもめた場合、不利な証拠にならないとは
限りません。
会社のものをむやみに私用で使わないというのは、
自分の身を守る上でも重要なことです。
使ってるという方は、ちょっと考えてみてはいかがですか?
ちなみに、予備知識として・・・
・ 私用でネットやメールを使ったからといって、それが即解雇の理由に
なることは通常ありません。
(ただし、「過去に注意されたのに止めなかった」となると、話は別です)
・ また、会社PCを使ったネットへのアクセス履歴や書き込み内容、
メールの中身などには、プライバシーはありません。
(もし見られても文句は言えません)
「業務に使うことが前提の会社の備品」と考えると仕方ありません。
というわけで、仕事中に見るのは、
このブログだけにしてください・・・(笑)
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