2007年04月12日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「有限実行」と「不言不実行」を分けるもの


こんにちは。水口です。
今日は「有言実行」の話です。


■ 「不言実行」と「有言実行」・・・そして「不言不実行」

私はこの1〜2年、「有言実行だね」と言われることが時々あります。

言われてみれば、「会社を退職して独立する」とか、「いつか本を出す」とか、
昨年実行したことは、以前から言っていたかもしれません。

  (補足)
  ただし・・・、相手を選んで言っていました。

  特に「会社を退職する」という話は、日程がちゃんと決まるまでは
  社内の人にはほとんど言っていなかったと思います。

  というのは、その仕事が嫌いで辞めたわけではないので、
  仕事に変な影響が出るのが嫌だったんです。

  真剣に仕事の話をしてるときに「どうせ辞めるんでしょ」なんて言われたら
  結構つらいですし・・・と思っていましたから。
  
  実際はそんなことは言われることもなく、暖かく送り出してもらえたので、
  心配し過ぎだと後で気付きました。職場の方々には本当に感謝しています。


さて、「有言実行」の話ですが・・・、

私は「有言実行ですね」とか言われると、すごく変な感じがしたんです。
自分自身のことを「有言実行タイプ」と思ったことなど、まるで無かったからです。

「男は有言実行よりも、不言実行であるべきだ」 なんて思いながら、
実態は・・・、「不言実行」どころか「不言不実行タイプ」という感じでした。

「あんなこともやりたい」「こんなこともやりたい」・・・ でも、結局どれも
手をつけることもなくズルズル先延ばし、ということが本当に多かったからです。


■ 「有言実行」できるもの・できないもの

しかし、よくよく考えてみると「有言実行」していることもありました。

例えば、もっと以前の話で言えば、スクーバダイビングの
インストラクター資格を取ったのもその1つです。

私が属している団体では、インストラクターになるには、
ダイブマスター  → インストラクター  の二段階で資格を取得していきます。

で、第一段階の「ダイブマスター」資格を取ろうと思ったときは、かなり悩みました。
本当にやり遂げられるかどうかという不安が大きかったんです。

  (余談です)
  ダイブマスター資格を取得するまでの講習やインターンシップは、
  認定するインストラクターによって、かなり難易度が違います。

  私が申し込んだショップは、かなり厳しかったので、
  脱落者も多かったんです。


今思えば、このダイビングに関しては、
「言い出したからには絶対に後にはひかない」 という「有言実行モード」でした。

その一方で、他にもやりたいことが色々あって、できていないものがとても多い、
という「不言不実行モード」になっているものも色々あるんですよね。

この「有言実行」と「不言不実行」を分けるものは何なんでしょうか?


■ 「有言実行」と「不言不実行」を分けるもの

ひとことで言うなら、昨日の話にも出た、「コミット」だと思います。

人に言うかどうかはともかくとして、「絶対やる」と決めたことは、
必ずやり遂げるということです。


「コミット」して、それをやり遂げるためには、
「決意する力」や「意志の強さ」が必要です。

そして、それらを天から与えられているように見える人も中にはいます。
私は正直、うらやましく思ってしまうことがあります。

しかし、この力は少しずつしか成長しない、と今は思います。

そしてそれは、「絶対やること」と「できればやること」を切り分ける
ことから始まるのではないでしょうか。


・ 「絶対やること」 (=有言実行 または 不言実行)

・ 「できればやること」 (=不言不実行でもいいこと)

を切り分けるということです。 そして、


・ 「有言」したことは必ず実行する (「有言不実行」は絶対ダメ)
          ↓
・ 「不言不実行」になりそうなものの中から、大事なものを選ぶ
          ↓
・ そこからまたひとつ「有言」に変える
          ↓
           ・
           ・
というサイクルを作っていくことです。


その結果、「有言実行」が増えていくというわけです。

人には言わない場合も、自分の中で明確に「有言」にするのが、
「コミットする」ということですね。


とは言っても、私の「有言実行力」はまだまだだと思います。
(「有言実行力」の養成は時間がかかるように思います)

ただ、これからも足元の「コミット」を意識していくことで、
「有言実行力」を上げていきたいと思うわけです。

そんなふうに普段の仕事の中での小さな「コミット」を
意識してもらえるとうれしいですね。



時間管理を始めていなかったら、こんなことは
きっと考えなかったんでしょうね・・・。なんか不思議です。


  では、これのクリックも「有言」して頂けるとうれしいです・・・(笑)
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Posted by 水口和彦 at 07:56Comments(0)TrackBack(0)
2007年04月11日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「絶対」と「できれば」


こんにちは。水口です。

昨日、「雑誌に掲載されました」という話をしました。
(「Type」という雑誌です)

その号には、ワタミ株式会社の渡邉美樹さんのインタビューも
掲載されていました(私が載っている特集とは別の記事です)。

それを読んでいて・・・、ふと思ったことが今日の話です。


■ 「仕事をうまくやるための6エレメンツ」

私は、以前から気になっていることがあります。それは、

  「仕事ができる人」は、なぜ仕事ができるのか?

という疑問です。

これは、誰でも気になることだと思います。だから優秀なビジネスパーソンの
本や、インタビュー記事を読んでみたくなるのではないでしょうか。

しかし、いわゆる「仕事ができる人」にも、色々なタイプがありますし、
まるで正反対に見える人も少なくありません。だから面白いとも言えますが、
混乱することもありますよね。

色んな人の真似をちょこちょこしてみても、なかなかうまくいかないものです。
表面的に見ても、結局分からないのかもしれません。

そんなこともあって、私は「仕事ができる人」の考え方、行動パターンや
考え方について観察したりすることにこだわっています。
(これはもしかしたら、私のライフワークのひとつかもしれません・・・)


そんな中で、こう思うようになりました。

・「仕事ができる人」 には、いくつかの共通する特性がある

・ただし、どの特性が強いかは人によって異なるので、
 「仕事ができる人」 の中にも正反対のように見えるタイプがある

こう書くと当たり前のことのように見えますが、
この考え方を詰めていくと、色々なことが結構うまく説明できるんです。

  この特性が6つあるので、「仕事をうまくやるための6エレメンツ」
  または、「仕事ができる人の6エレメンツ」と名づけています。

  この話は、細かくはまだ整理している途中なのですが、少し前に
  メールマガジンの方で「仕事ができる人に学べ」シリーズとして、
  この特性をざっくりと説明してみました。


前置きが長くなりましたが・・・、

その「仕事ができる人の特性」、言い換えれば「仕事をうまくやるための要素」
の1つに、「コミットする力」 があります。

渡邉美樹さんの話を聞くと、この「コミットする力」 の強さを感じることが多いです。


■ コミットする力 とは?

コミットする力とは・・・、

 ・ 「これをやる」と決意する力

 ・ それをやり遂げる力

と私は考えています。


いわゆる「仕事ができる人」の中でも、渡邉美樹さんのように
「周りを引っ張る」タイプの経営者の方に、特に強いコミットを感じます。

また、経営者以外でも、「この人は本当のプロフェッショナル」と思える人は、
コミットが強い人が多いように思います。


渡邉美樹さんは、別の本(かインタビューか)で、この「コミットする力」に
相当すると思われるものとして 「ハングリーさ」という言い方をされています。

確かに、「ハングリーさ」 からくる、「絶対目標を達成してやる」という意志は
強いコミットに結びつくと思います。


とはいっても、自分の中の「ハングリーさ」を養成するのは簡単ではありません。
・・・というか、なろうと思ってなれるものでもないですよね。

というわけで、別の方法も使って「コミットする力」を高めることも
考えた方がいいと思います。

今日はそのための方法の1つを紹介します。私は・・・、

  「絶対やること」と、「できればやること」を明確に切り分ける習慣

というのが大事だと感じています。

 ・ 「絶対やること」 = コミットしたこと

 ・ 「できればやること」 = コミットしていないこと
   (時間があればやりたいこと)

ということです。


例えば時間管理の話では、自分のやりたいことをリストアップすることが
推奨されることも多いですよね。

しかし、「コミットしたこと」と「コミットしていないこと」を一緒に管理するのは、
私はおすすめできません(前に「GTD」関連話でも、少し言いましたね)。


それぞれの仕事には、いろいろな価値があります。その仕事の「成果」や、
その仕事から学習できるもの、自分がやりたいと思うかどうか、など、
様々な判断基準があると思います。

しかし、すべてに優先するのは、「コミット」ではないでしょうか。

たとえリターンの少ない仕事であっても、約束したことは確実に実行する習慣が
自分の「コミットする力」を少しずつ高めていくように思います。


  そんなこともあって、私は「コミットした/していない」という要素を
  無視して仕事に「優先順位」をつけるのはナンセンスだと考えています。

  「コミットしたこと」はすべてやり遂げるのが基本ですから、
  優先順位なんて本来必要ないのです。
  (もちろん、「いつやるのか」というスケジューリングは必要です)

  優先順位付けは、仕事の先送りの確信犯であることを忘れてはいけません!



また、私は以前はこんなふうに感じていました。


 ・ 決めたことをやり遂げる力は、「これをやる」と決意する力 に比例する

でも、今はそれだけではなく、「コミットしたもの」と「していないもの」を
切り分ける習慣が、少しずつ「やり遂げる力」を高めていく と感じています。


 ・ 決めたことをやり遂げる力は、「絶対」と「できれば」を
   切り分ける習慣から養成される

ということです。



  「絶対やること」と、「できればやること」を明確に切り分ける習慣


は、もしかしたら自分の(精神的な)体質を変える力があるのかもしれません。

時間管理・仕事の管理の中で、あなたも意識してみてはいかがでしょうか。



今日の話、実は私の中でかなり大事なツボかもしれません・・・


  もちろん、こちらのクリックも「絶対やること」 ですよね!
  ・・・ウソです。「できればやること」で構いませんので (笑
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では、また明日!

  
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Posted by 水口和彦 at 08:29Comments(0)TrackBack(0)
2007年04月02日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

「強いコミット」 と 「弱いコミット」


こんにちは。水口です。

今日は昨日の続きで「コミット」についての話です。


■ 「コミットしたこと」 と、「コミットしていないこと」

昨日、「やること」は次の二種類に切り分けることができるという
話をしました。

 □ コミットしたタスク(committed task)
    これは絶対やらなければいけないこと
   やらないとヤバいこと、約束した(してしまった)こと

 □ コミットしていないタスク(uncommitted task)
    できればやっておきたいこと
    時間があればやりたいこと、いつかやりたいこと

 ※ ここで「タスク」に限定している意味は・・・
    「アポイント(時間指定タスク)」は、そもそも時間を決めて
    約束していることですから、すべて「コミットしている」からです。


「コミットしている・していない」という話では、次のように感じる方も
いるかもしれません。

  「できるだけたくさんのことをやりたいから、
   できるだけ多くのタスクにコミットするようにしたい」


・・・しかし、コミットするタスクを増やせばいいというものではありません。

現実問題として、私たちの時間は限られていますから、やれる以上のことに
コミットしても、それらのすべてをやり遂げられるとは限りません。

時間管理でよくある失敗にも、

 コミットしていないタスク(今やらなくていいこと)に
 時間を取られすぎる
          ↓
 その結果、コミットしたタスク(絶対やらなくてはいけないこと)
 をやるのが遅れてしまう。
          ↓
 そして、後悔。
 「こっちを先にやっとけばよかった・・・」

というパターンがあります。

何にでもコミットしてしまうと、結局このパターンと同じことになりかねません。
まずはコミットしたタスクをやり遂げるための時間の確保が先決なのです。


■ 「強いコミット」 と 「弱いコミット」

ただし、コミットにも、強いコミットと弱いコミットがあります。

大きく分けると、

・ 強いコミット = 人との約束

・ 弱いコミット = 自分との約束

ということです。

強いコミット( =人との約束)の中でも、相手によって
コミットの強さ(プレッシャーの強さ)が違う場合もあります。
(普通、コミットの強さは 顧客>社内 となるものです)

自分との約束(自分が「やる」と決めたこと)も一種のコミットです。
しかし、これはどうしても弱いコミットになりがちです。


■ 「コミット」を利用する

例えば、私はこの半年間、このブログを毎日更新してきました。

それ以前は毎日更新とは決めていませんでした。
「できれば毎日更新したいなあ・・・」という感じです。

これは「コミットしていない」状態です。

ただ、思うところがあって、毎日更新することにしてみたのです。
それが半年前の話です。

ただし、最初の時点では「自分との約束」でしたから、
ちょっと弱いコミットです。

  私は他に原稿を書くことがありますが、そういう
  「依頼された仕事」はとても強いコミットです。

  それに比べると、ブログを書くのは弱いコミットです。
  「ブログは原稿料をもらっているわけじゃないし・・・まあいいか」
  と思うことも、なきにしもあらず・・・です。

こんな「コミット」を少し強くするためには、例えば、
「他者に宣言する」方法があります。

ブログの場合、直接ブログに書けばいいわけですし、
他の場合は、直接誰かに話すのも効果的です。


ただし、ポイントがあります・・・

 □ やたらめったら宣言しないこと

   いろいろ宣言しまくっていると、自分に「宣言を達成しない癖」を
   つけることになりかねません。これでは逆効果になります。
   (こういうのは後で見ると恥ずかしいですしね・・・)

 □ 期間を限定してみると効果的

   「宣言してしまったから、やらなくては」 という思いは、
   自分にとって大きなプレッシャーになります。
   気が重くなると感じる場合もあります。

   そのプレッシャーを軽減するためには、最初から期間を
   限定しておくのが効果的です。

   例えば、これから永遠に毎日ブログを更新すると思うと、
   私はちょっと耐えられないかもしれません。
   (毎日これだけ書くのは、結構大変なときもあるんです・・・)

   しかし、「3月末まではやってみよう」 と期限を区切ると、
   結構気が楽になるものですし、実際続けられたりします。


実は、私の「ブログ毎日更新」は、「まずは年末まで」と決めて、
それを達成した後に、「じゃあ3月末まで」と決めてやってきました。

本当は、コミットは一昨日の時点で切れているんです。
それで、どうしようか考えたのですが・・・、

次は「6月末まではやろう」 という新しいコミットを作ることにしました。
さて、どうなることでしょうか・・・。

  ※ ちなみに、毎週発行しているメールマガジンの方は、
     元々「コミットしているもの」と考えています。
     メルマガの説明に「週刊」と書いている以上、毎週発行
    すべきものだと思います。

    時間管理のメールマガジンだけに、
    「時間がなくてメルマガが発行できませんでした」
    という言い訳は、口が裂けても言えません・・・(笑)

    でも、時間管理・タイムマネジメント系の他のメルマガには、
    発行が止まってしまっているものも結構多いんです。
    (時間管理って、やっぱり難しいんでしょうか・・・?)


何かを続けるためには「宣言」を利用するのも有効という話は、
頭の片隅に記憶しておくといいのではないかと思います。




今日は話をしませんでしたが・・・、
逆パターンの、「コミットしているタスク」を見直してみることも、
時間管理では重要なことです(それはまた、別の機会に・・・)


  何事も継続するのは大変です。
  このクリックも・・・?
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今日の記事作成時間は56分でした。
では、また明日。

  
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Posted by 水口和彦 at 13:25Comments(0)TrackBack(0)
2007年04月01日     このエントリーをはてなにブックマークこのエントリーを含むはてなブックマーク

コミットしたこと・してないことの違いって ?


こんにちは。水口です。

今日は「エイプリルフール」の日なのですが、
それとは全然関係ない話題です・・・。

一昨日の記事の記事で「コミット」について少し触れたのですが、
この「コミット」は時間管理の中で、割と重要な概念です。

「コミットしているタスク」、「コミットしていないタスク」 という切り分けで
考えると、タスクがうまく整理できる場合があるのです。

というわけで、今日はその話です。


■ 「コミット」 とは? (再掲)

再び「コミット」について説明します。
  
 「コミット(commit)」の意味は、例えば・・・・

   〔特定の目的・責務を〕引き受ける; 〔…を〕約束する
   〈…すると〉約束する
   〔…に〕専心する,傾倒する
   (新英和中辞典 第6版〔研究社〕より一部を引用)

   (1)かかわる  (2)確約する
   (国立国語研究所 「外来語」言い換え提案 より引用)

 と言われています。

 (C・ゴーン氏によってメジャーになった 『コミットメント(commitment)』
  は、コミット(commit)の名詞形です )

 ここで言う「コミットする」とは、あることを、ある期限までに
 「必ずやる」という約束をすることです。
 (説明おわり)


■ コミットしている「やること」と、していない「やること」の違い

私たちの仕事や生活の中にある「やること」の中には、
「コミット」しているものと、していないものがあります。

その観点で、「やること」は次の二種類に
切り分けることができます。

 □ これは絶対やらなければいけないこと
   やらないとヤバいこと、約束した(してしまった)こと

 □ できればやっておきたいこと
   時間があればやりたいこと、いつかやりたいこと


前者(絶対やらなければ)は、コミットしたタスク(committed task)
後者(できればやりたい)は、コミットしていないタスク(uncommitted task)
と言うことができます。


「コミット」を意識しているかどうかにかかわらず、これらに対する
私たちの感じ方は違います。

例えば、これらが達成できなかった場合を考えてみます。

もし、コミットしたことが達成できなかった場合、誰でも責任を感じます。
また、達成できないという事態になる以前に、「達成しなければいけない」
というプレッシャーを激しく感じます。

「コミットしていないけど、やりたいこと」が達成できなかった場合、
責任というより、できなかったという「がっかり感」を感じることが
多いと思います。


コミットしていることと、していないことでは、私たちの感じ方も違います。
また、時間管理術の中でも、この2つには違いがあります。


■ 「コミット」 と 「時間管理術」

仕事をしている中で感じるストレスには色々なものがありますが、
「コミットしたタスクに追われるプレッシャー」は、かなり高い位置を
占めると思います。

 ※ 仕事ストレスの筆頭は、「人間関係」だと思いますが、
    これは環境や本人の感じ方による差が大きいと思います。
    「人間関係」を除けば、この「タスクに追われるプレッシャー」
    が最も高いのかもしれません。


仕事に追われてバタバタ・・・というのは、誰でも感じたことが
あると思います。

こうならないためには、どうすればいいのか?
一般的にはこう言われています。

・ やれる以上の仕事は引き受けない
  (人に振ったり、できないことは断ったり)

・ 仕事に優先順位をつける
  (優先順位の高いものから実行する)


前者の「やれる以上の仕事は引き受けない」というのは、
言い換えれば「コミットするタスクをよく選ぶこと」、つまり、
「できない約束はするな」 ということです。

後者の「仕事に優先順位をつける」というのは、
本来はこうあるべきです。

――――――――――――――――――――――――――――
まず、
・コミットしたタスク
                     を切り分ける
・コミットしていないタスク

       ↓
次に
・コミットしたタスク → すべてやり切る (ための方法を考える)

・コミットしていないタスク → すべてをやれるわけではない
 (だからどれをやるのか考える必要がある)
――――――――――――――――――――――――――――

コミットしたタスク、つまり約束したり、引き受けたりしたことは、
それが重要であろうとなかろうと、やり切るのが基本です。

 ※ もし、できない場合は交渉することも必要です。ただし、
   そういう交渉はできるだけ引き受ける前にすべきことです。


必ずやらなければいけない「コミットしたタスク」に、優先順位という
考えを入れ込むと、逆にストレスの原因になってしまうのです。

「優先順位」 と聞くと、その「仕事のアウトプット」の重要性を
考えてしまいがちですから、余計にそうなります。


ちなみに、私が「超カンタン!時間管理術」 で書いた時間管理手法は、
「コミットしたタスク」を中心に管理するための方法です。

その点がはっきりしているので、他の時間管理手法では
ピンとこなかった方から絶賛して頂いたりしたのだと思います。


というように、「コミットしたタスク」 と「コミットしていないタスク」 を
切り分けることは、時間管理の中で重要なことです。

ただ、私自身もそうなのですが、時間管理の著者たちは、
この点について説明不足だったような気がしています・・・最近。



また、「コミットした・していない」 が
微妙なこともあるかもしれません・・・。

例えば、私の「このブログを書くこと」 という「やること」は、
「コミットした」ことでしょうか?そうでないことでしょうか?

これはどちらにも成り得るものなんです。


これをどう切り替えるか、というのは、物事を継続するときに
意外にポイントになると思います。

という話は、また明日か明後日に・・・



コミットの話、ちょっと長くなってしまいました。

  もちろん、1日1回のクリックは「コミット」ですよね?  (ウソです・・・)
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今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日。

  
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Posted by 水口和彦 at 23:52Comments(0)TrackBack(0)

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