めざましテレビ 「昼休み 残り時間の活用法」 のインタビュー
こんにちは。水口です。
ビジネスパーソンにとって「お昼休みをいかに活用するか?」は、関心事の
ひとつ。忙しかったり、時間を有効に使いたいという人ならなおさらです。
それに関連して、今朝放送された「めざましテレビ」の「ココ調」というコーナー
で、「昼休み 残り時間の活用法」というテーマが取り上げられていました。
■ 昼食は何を食べる?
このコーナーは、アンケートの結果などもよく紹介されるのですが、都内で
社会人100人に 「昼食は何を食べていますか?」 と聞いたところ、
弁当派(持参する・買う) : 60%
外食派 : 40%
という結果だったそうです。意外にお弁当派の人が多いですね。特にこの1、2
年、オフィス街でお弁当を売るお店が増えたように思います。移動販売は一時
よりも減ってしまったのですが(日本橋近辺では)、店先でお弁当も売る飲食店
は増えています。
「お弁当派」のメリットは「値段が安い」ことと「時間が節約できる」ことですが、
同番組で調べてところでは、
値段 : 平均で約200円安い
時間 : 食事の時間が約20分短い (約40分と約20分)
という結果だったそうです(値段は17店舗の平均、時間は各1例の調査)。
「20分」の差は、確かに大きいかもしれませんね。
※ また、「早い」ということでいえば、「社員食堂」も早いですね。
(オフィス街では社員食堂の無い会社が多いので、
上記アンケートにはその回答が無いのだと思います)
■ 昼食後は何をする?
「また、昼食後は何をしますか?」という質問の答は、
(都内で社会人100人聞いた結果)
同僚と会話 : 32人
仕事 : 23人
歯磨き : 18人
昼寝 : 14人
ネット : 13人
だったそうです。仕事をする人も結構多いんですね(5人に1人の割合です)。
実は、このアンケートで4位の「昼寝」(お昼休み仮眠)について、解説を
頼まれまして・・・、私もこのコーナーに登場しております。
一昨日の記事で書いたような内容の話です。
20秒ほどしか出てませんけどね(笑)
詳しい情報は、仮眠の効果については 一昨日の記事 を
仮眠に便利なタイマーについては 昨日の記事 を
それぞれ参照していただけると良いかと。
実は、上記インタビューの際には、昨日の記事で紹介した、イヤフォン型の
タイマーの実物を持参して紹介したのですが、そこは使われませんでした。
なかなかの便利グッズなので、紹介したかったのですが・・・ ちょっと残念。
今日の記事作成時間は32分でした。
では、また明日!
「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー紹介 : お昼休みの仮眠で、午後の仕事の効率アップ!(2)
こんにちは。水口です。
今日は昨日の話の続き、「お昼休み仮眠」に便利なタイマーの話です。
「お昼休みに仮眠を取るのが効果的なのはわかるけど、
ちゃんと起きられるかどうかが心配・・・」
そんな悩みは意外に多く、それが理由で仮眠を取らないという人もいます。
そこで、周囲に気がねなく使えるタイマーを紹介しておきたいと思います。
■ 「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー その1
たとえば「15分」と時間を決めて仮眠を取りたい場合、タイマーやアラームを
使って目覚めるようにするのが手っ取り早い方法です。しかし、オフィスなどで
仮眠を取る場合、大きな音を出しては周囲に迷惑がかかります。
そこで有効なのが、イヤフォン型の小型タイマーです。
こんな製品があります。
―――――――――――――――――――――――――――――――
小型タイマー安心君パート2 スケルトンブラック
販売元:本田通信工業
発売日:2009-02-27
おすすめ度:
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―――――――――――――――――――――――――――――――
実際のものは、こんな感じ↓です
(超小型です!) (装着するとこんな感じ)
タイマーとしての機能は、
・ 「5分」「30分」「1時間」ボタンの組み合わせで、時間を設定
(5分刻みでしか設定できません。小型なので仕方ないですが)
・ 鳴り方は10秒間アラーム音→20秒無音→また10秒間アラーム→終了
といった感じです。ちなみに、クリップで耳たぶにはさめるようになっていて、
そう簡単には外れません。
お手軽ですし、良い製品だと思います。価格はAmazonで現在1,029円。
東急ハンズでも同額でした(トラベルグッズコーナーに置いています)。
■ 「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー その2
自席で仮眠を取る場合には、パソコンを使ってタイマーをかける方法も
使えます。普段、iPodなどのオーディオプレイヤーを持ち歩いている人なら、
イヤフォン(またはヘッドフォン)もあるでしょうから、それを用います。
(あるいは、使わなくなったイヤフォンを職場に置いておく方法もあります)
パソコンのヘッドフォン端子にイヤフォンをつないで、パソコンにタイマー
の機能を持たせるわけです。
パソコンのタイマー用ソフトは、フリーソフトでたくさんあります。私もその
すべてをチェックしたわけではないのですが、試してみて良さそうだった
のが、次の2つ。
(いずれもVectorのサイトです↓)
ミニタイマー
連続タイマー君
これらの良いところは、アラーム音を一度鳴らして終わり・・・ではなく、
くり返し鳴らしてくれるところ。これなら安心です。
※ この2つは、私が十数件ほどチェックした中で使いやすかったものです。
他にも同様の、あるいはより使いやすいソフトがあるかもしれません。
(もしご存じの方がいたら、教えて頂けますと幸いです)
でも、会社のパソコンにフリーソフトをインストールするのは禁止・・・
という方には、次の方法があります。
■ 「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー その3
職場のパソコンにタイマー系のソフトをインストールできないという場合は、
音声ファイルを再生する方法もあります。これなら、WindowsでもMacでも
標準インストール済みのソフトで再生するだけです。
・・・という話は以前にも少し書いたこともあります。しかし、音声ファイルを
編集するのは、慣れない人にとって面倒なもの。そこで今回は、音声ファイル
をダウンロードできるようにしてみました。
MP3形式ですので、ほとんどのソフトで再生できると思います。
(22kHz・モノラル・32kbps です)
earphone-alarm_15min.mp3 3.62 MB
earphone-alarm_20min.mp3 4.77 MB
earphone-alarm_25min.mp3 5.91 MB
各ファイルの内容はこうです
―――――――――――――――――――――――――――――――――
・ 最初にアラーム音が鳴ります (15分→3回、20分→4回、25分→5回)
(これを音量の目安にしてください)
↓
・ 指定時間の20秒前まで: 無音
↓
・ 指定時間の20秒前: 最初のアラーム音よりも小さめの音が鳴ります
(ピッピッピ・・・・という感じです)
↓
・ 指定時間ちょうど : 最初のアラームと同じ音量で、テンポも上がります
↓
・ 指定時間の20秒後: 最初のアラーム音より大きく、さらにテンポアップ
(ピピピピピ・・・という感じです)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
これをパソコン等で再生するだけで、タイマーの役割を果たします。
■ 「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー その4
上記の音声ファイルは、そのままオーディオプレイヤーでも使えます。
でも、たとえばiPodなどを用いる場合、上記のように単一のファイルではなく、
無音のファイルとアラーム音のファイルを(プレイリストとして)組み合わせれば、
同じ効果が得られますし、ファイル容量もより少なくてすみます。
そのバージョンも作ってみました。
(最初に鳴らすアラーム音:音量確認のために)
start.mp3 4.41 KB
(5分間の無音ファイル: 15分ならこれを3回くり返して再生する)
5min.mp3 1.14 MB
(最後のアラーム音: 上記「その3」の最後と同じです)
alarm.mp3 565 KB
これを用いて、たとえば 「start」→「5min」→「5min」→「5min」→「alarm」 と
いうプレイリストを作れば「15分タイマー」になるわけです。
■ 「お昼休み仮眠」に気がねなく使えるタイマー その5
イヤフォンやヘッドフォンでアラームを鳴らすという方法は携帯電話やスマート
フォンでも有効です。携帯のタイマー機能をイヤフォンで使うわけです。
※ 携帯電話用のイヤフォンを持っていない場合も、変換アダプターを使えば、
普通のイヤフォンが使えます(100均などでも売ってます)
この場合の注意点は・・・ タイマーがスピーカーで鳴るか、イヤフォンで鳴るか、
両方で鳴るのか、事前に確認しておくことです。機種やマナーモードの設定に
よって、いろいろタイプがあるようです(設定を変えられる場合もあります)。
スマートフォンに標準で搭載されているタイマーは、イヤフォンを差していても、
スピーカー・イヤフォン両方で鳴る場合があります。これは親切な機能ではあり
ますが、今回の目的には合いません・・・。 この標準搭載タイマーが使えない
場合も、別途(タイマーの)アプリなら問題なく使えるケースがあります。
今のところ、「お昼休み仮眠に気がねなく使えるタイマー」の情報は以上です。
この件、ネット上にも意外と情報が少ないので、この機会にまとめておきました。
今日の記事作成時間は70分でした。
では、また明日!
お昼休みの仮眠で、午後の仕事の効率アップ!(1)
「お昼休みの間に、効果的に心身をリフレッシュしたい」
「午後になっても仕事の効率が下がらないようにしたい」
そんな要望に応える効果的な方法のひとつが、
短時間の仮眠を取ることです。
今日はその仮眠の話を少しまとめておきます。
■ 仮眠時間は15分を目安に
人の睡眠については、まだまだ分かっていないことも多いそうですが、短時間
仮眠の効果や、うまい仮眠の取り方については、いくつかの研究があります。
お昼に(または午後2時くらいまでに)短時間の仮眠を取ると、午後の眠気を
防止したり、注意力の低下による「うっかりミス」を減らしたり、あるいは気分
そのものを改善したり、血圧が下がるなんて効果もあるそうです。
「でも、仮眠を取る場所も、充分な時間もない」と思う方も多いと思いますが、
このお昼の仮眠は、15分程度の短時間でも効果がありますし、むしろ、短時間
の方が良いとされているのです。
(また、短時間仮眠の場合、ちゃんとしたベッドで寝るよりも、机に
突っ伏して寝る方がかえって効果的という説もあります)
なぜ、短時間の方が良いかというと・・・、仮眠の時間が長くなると、深い睡眠
に入ってしまうために、仮眠から覚めたあとで、眠気を引きずってしまうからです。
(この眠気は専門用語では「睡眠慣性」と呼ばれています)
仮眠を取ったあとの寝起きが悪かったり、そのあともしばらく眠気を引きずると
いう経験がある人もいると思いますが(私もあります)、その原因は仮眠時間が
長すぎたことだったのかもしれません。
ちなみに推奨される仮眠時間は、年齢によってやや違いますが、15分程度が
良いとされています((高齢者になると深い睡眠に入るのがゆっくりになるため
30分程度でも良いそうです)。
※ また、長い仮眠や、夕方などの遅い時間の仮眠は、主睡眠(夜の睡眠)に
悪影響を及ぼすことがあり(夜眠れなくなる)、おすすめできないそうです。
■ 昼休み仮眠のお悩み−1: 仮眠のあとの眠気を減らしたい
お昼休みに仮眠を取る場合、「仮眠のあとに、かえって眠気が出てしまう」と
いう声もよく聞きます。そのための対処法のひとつは、先に述べた仮眠時間
の取り方(15分程度にすること)です。
そして、それ以外にも眠気を減らす方法は研究されていまして、たとえば次の
3つの方法の効果は、このようになっています。
・ 仮眠後に水で顔を洗う → 短時間の効果はあるが、持続しない
・ 高照度の光を浴びる → 洗顔より効果大で、持続もする
・ 仮眠前のカフェイン摂取 → 最も効果が高く、最も持続する
(コーヒー1杯程度)
「顔を洗って眠気をさます」のは、短時間しか効果が持続しないようです。
「仮眠前のコーヒー1杯」は、とても効果的だという結果が出ていまして、
数年前に新聞等でも取り上げられました。ご存じの方もおられるかもしれ
ません。
その次に効果があったのが「高照度の光」です。具体的には、屋外に出て
光を浴びるということです。朝に光を浴びることは、寝覚めをよくしたり、
不眠に対しても効果があると言われていますが、それと同様ですね。
■ 昼休み仮眠のお悩み−2: 仮眠からどうやって目覚めるかが問題!
さて、お昼休みに仮眠を取る上で、「最も大きな問題」かもしれないのが、
「どうやって目覚めるか」です。このお悩みはよく耳にします。
寝過ごしてしまったら大変ですし、仮眠時間もコントロールするとなれば、
うまく目覚めるための方法が必要です。たとえば、タイマーやアラームを
用いる方法では周りの人に迷惑をかけてしまう・・・。そういうお悩みです。
これについては、「周りに迷惑をかけないアラーム(タイマー)」を探すのが
手っ取り早い方法です。これについては、いくつか方法を見つけましたので、
そのまとめとして次回紹介します。
ちなみに、今日紹介した研究結果は、これらにも掲載されています↓
下の方はちょっと高いですし、「論文」っぽい感じ。読みものとして
読みやすいのは上の本です(下の方が研究結果は新しいですが)。
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快眠の医学―「眠れない」の謎を解く
販売元:日本経済新聞社
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快眠の科学―For high quality of life
著者:早石 修
販売元:朝倉書店
発売日:2002-03
おすすめ度:
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実はこの「昼休み仮眠」の話、取材などで質問されることが多いので
(先週は2つの取材でこの質問を受けました)、それだけ知りたい人が
多いのだと思いまして、今回まとめておきました。
私自身は「睡眠」の専門家というわけではないのですが、時間管理や
時間活用といった話に関連して質問されることが多いので、参考に
文献を見たりしている感じです。むしろ、次回のアラームの話の方が
オリジナリティが高い話になると思います。
今日の記事作成時間は50分でした。
では、また明日!
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